さけるチーズはもともと「違う商品名」だった!
さけるチーズが全国区の人気になったのはいつ頃で、何がきっかけだったんでしょうか。担当者に質問してみたところ、「商品名称変更や、テレビCM放映、商品ラインナップの拡大等、様々なきっかけを経て、現在も多くのお客様に購入いただいております」とのこと。
「チーズ研究所の所員が『仕上げ段階でミョ~ンと伸ばしてひっぱると、キレイにさけて面白い!』と呟いたことが誕生のきっかけ。おつまみの定番サキイカのように、さけるチーズができたらヒットするのでは? と試作を重ねて完成しました」。狙い通り、その新感覚の楽しい食べ方が人気を呼んだようです。
ちなみに、発売当初はチーズのカテゴリ名そのままの「ストリングチーズ」でしたが、1995年から現在の「さけるチーズ」に名前が変わりました。それもあって、比較的最近の商品に感じるのかもしれません。
さけるチーズの製法は「超極秘」「社長も知らない」
実は、ストリングチーズの製法は至って簡単。製造・販売するチーズ工房は全国に多く存在します。ただし、それは手づくりや少ロットでの生産に限った話。「さけるチーズ」のように、安定した品質を保ちながら大量生産するのは極めて困難。そのためパイオニアである雪印メグミルクの製法は、法特許をはじめ様々な製造ノウハウによって守られています。
そこをなんとか……とお願いしても「外部の方はもちろん、社員や社長にも非公開という徹底した秘密。限定した職務・職責の社員しか生産ラインに立ち入ることはできません」とのこと。
まさにトップシークレットというわけです。
遭遇率6%の奇跡!「ボンバーさけチー」
さけるチーズは、美味しさはもちろん楽しさも重視。売り場や家庭で見つけて「楽しい」という感覚を味わってもらうための工夫として、チーズが爆発したようなデザインのレアパッケージも展開しているそうです。その確率は、たったの6%! 知らずに見つけた人はびっくりしたでしょうね……!
見つけた人は即ゲットすれば、さけチー仲間に自慢できそうです。
さけるチーズは「さき方」で違いが出る!
さけるチーズ、せっかくならサキイカみたいに細くふわふわにさきたいところ。そんな方に耳寄り情報! 実はさけるチーズは、さく方向で違いが出るんです。パッケージから取り出して、普通に上からさいている人が大多数だと思いますが、逆に下から上に向かって力をかけてさくと、細い繊維が生まれやすいんです。公式Xでも紹介されて、さけチーファンの間ではちょっとした話題になりました。
超ロングセラーなのに意外と知らない豆知識、いかがでしたか。スーパーのチーズコーナーを通りがかったら「ボンバーさけチー」を探したり、下から上に細くさいたり、さけチーライフを楽しんでくださいね。



