台湾の小学生は「お留守番」が禁止、ではどう過ごす? 日本と異なる、共働き世帯の「子の放課後事情」

台湾の小学生は下校後に家で留守番することはなく、必ず誰かの見守りのもとで過ごします。とはいえ、多くの家庭が共働きのため、親が直接子どもを見ることはできません。今回は、台湾ならではの放課後の受け皿について、現地在住の筆者が紹介します。

台北の小学校
台北の小学校

夏休みが終わり、多くの人が生活のリズムを取り戻す時期特に小学生の子どもを持つ家庭では、“下校後をどう過ごすか”が話題になります。それは台湾でも同じです。

台湾の公立小学校では、なんと1〜2年生は毎日お昼前に全ての授業が終わり、給食もなく下校に。3〜4年生でも週に2回、午前授業の日があります。

しかも共働き家庭が大半なので、子どもの午後の過ごし方は親にとって大きな悩みどころです。

小学6年生でも「お留守番」は法律で制限

日本では、小学校高学年にもなると、放課後に家で「お留守番」をする姿もよく見られます。ところが台湾では、子どもを1人で家に残すことは法律で厳しく制限されています。

台湾の「兒童及少年福利與權益保障法(子どもの福祉と権利保護法)」では、6歳以下の子どもを1人で残すことは完全に禁止されています。さらに12歳未満の子どもについても、危険や事故の恐れがある環境に放置することは違法とされています。そういった背景もあり、小学校高学年でも放課後を1人で過ごすことはほとんどありません。

では、台湾の小学生たちは放課後をどう過ごすのでしょうか。その答えは「学校」にあります。

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習い事は学校内で。親の送り迎えは必要なし!
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