「歩く」だけで痩せる!? 京大教授がスポーツよりも勧める、脂肪を燃やす4つのアイデア

「ダイエットをして健康的な体を手に入れたい」なら、体のメカニズムを理解して効率的に脂肪を燃焼させるのが近道! 京大名誉教授が唱える、自律神経に関わる脂肪燃焼メソッドをご紹介します。(画像出典:PIXTA)

こまめに動くアイデア3. 歩くくらいの速度でOK! 室内でスロージョギング

スロージョギングもおすすめです。

スロージョギングとは、歩く速度と同程度か、それよりも遅いペースで走ること。屋外でおこなう必要はありません。2メートルほどのスペースがあれば、家の中でもできるので室内でぜひおこなってみてください。

「スロー」がついても、そこはジョギング。着地するときに少し反動がついて、体が上下に動くことになり、そのたびに自律神経が活発に働きます。

本をとりに別の部屋へ行くときもスロージョギング、トイレに行くのもスロージョギング、飲み物をとりに行くときもさっと立ち上がってスロージョギング……というように、生活に上手に組みこむのが、長続きさせるポイントです。

2メートルいったら、急にくるっと向きを変えれば、自律神経がさらに働きます。スロージョギングなら雨の日もできますし、運動をしてこなかった人でも安全にできるでしょう。

こまめに動くアイデア4. 30分ごとに立ち上がる

デスクワークでは運動不足になるのはもちろん、基本的にずっと同じ姿勢で座っているために、自律神経の機能が著しく低下します。けれど、心がけ次第でデスクワーク中心の仕事であっても、自律神経を鍛えることができます。

まず、用事がなくても30分ごとに立ち上がりましょう。これで、自律神経に喝を入れられます。また、別の階に行くことがあれば、必ず階段を使うのです。1階か2階ぶんの階段を上ったあとで、目的地まで水平なフロアを歩く。「階段の上り下り→ラクチンな水平の歩行」というメリハリも、自律神経を効率よく活性化することにつながります。

トイレや自動販売機など同じフロアにあるものを使いたいときでも、あえて上の階にあるものを使用すれば、自律神経はしっかり鍛えられるでしょう。ワンフロアの会社であれば、無駄な動線で歩いたり、遠回りをして目的地まで向ってください。

また、社内で打ち合わせなどがあるときは、できるだけ自分から相手のほうへ出向くこと。歩く機会、動く機会を少しでも増やしましょう。
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京大式 脂肪燃焼メソッド (青春文庫 も 9)
京大式 脂肪燃焼メソッド (青春文庫 も 9)
森谷敏夫 プロフィール
京都大学名誉教授、株式会社おせっかい倶楽部代表取締役。
南カリフォルニア大学大学院博士課程修了。テキサス農工大学大学院助教授、京都大学教養部助教授、米国モンタナ大学生命科学部客員教授、京都大学大学院人間・環境学研究科教授などを経て、京都大学名誉教授、・中京大学客員教授に。専門は応用生理学とスポーツ医学で生活習慣病における運動の重要性を説く。『おサボリ筋トレ』(毎日新聞出版)など著書多数。 
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