こまめに動くアイデア1. 空気椅子&両手バタバタ
仕事中や電車の中など座った状態のときでも、簡単に自律神経を鍛える方法をお伝えします。まず、お尻を椅子からちょっと浮かせる「空気椅子」。頭の位置が変わるので、自律神経が働き、中腰の姿勢を保つことで下半身の筋肉が使われます。また、両脚を引き上げては下ろすをくりかえしたり、両脚を床につけないように上げた状態で、5秒間ほどキープするのをくりかえすのもよいでしょう。
私のいちばんのおすすめは、椅子に座ったまま両脚と両腕をバタバタと動かす動きです。腹筋も太ももの筋肉も背中の筋肉も思いきり収縮されて、自律神経もしっかりと活性化されます。
25分集中して仕事をしたら1分空気椅子をしてみるなど、時間で区切って取り入れてみてください。
こまめに動くアイデア2. いつでも「徒歩&階段」
エスカレーター、エレベーターを使わずに階段を使うこと。そして、できるだけ自転車や自動車ではなく、徒歩で移動すること。シンプルですが、これだけで自律神経は強くなります。階段を上るときは、平らなところを歩くときの8〜10倍のエネルギーを使うことになり、交感神経は心臓や肺や筋肉に必死でムチを入れることになります。ですから階段を上ると、心臓がバクバクして、呼吸が速くなり、血圧がはね上がるのです。自律神経の鍛錬にこれ以上のものはないといえるでしょう。
上るときに比べて階段を下りるときは、ずっとラクですが、1段下りるたびに血圧などを調整するため、自律神経は十分に刺激されます。また、下りるときに脚の筋肉が反射的に収縮するので、脚への筋トレ効果は上るときよりも大きいのです。
駅でもデパートでも、オフィスでも、自宅マンションでも、エレベーターやエスカレーターを使わず、階段を上って、下りることを自分に課しましょう。その努力に自律神経は必ず報いてくれて、日々、活動的に働くようになり、そのことで、太りにくい体を手に入れられるのです。



