【投稿】批判の声受け謝罪&釈明
「なんでゾーニングしないんだろう」
7月中旬、PC向けのゲーム『いちばん美味しいゴミだけ食べさせて』のプレスリリースが発表されるとX(旧Twitter)を中心に批判の声が集まる事態に。女性と見られる主人公の「ゴミを食べるほど知能が上がる」という設定が特に多くの人から反発を買っているようです。世界的に有名な小説『アルジャーノンに花束を』に基づき、設定を考えたと作者である逃す事さんは明かしています。どのような意見が集まっているのか見ていきましょう。
「マジで倫理観ぶっ壊れすぎじゃないの?と思うんだけど私だけ?」「こんなのが普通にゲームとして出てくるのどうかしてる」「女をどんな目でみてるかよく分かった。単純にクソですね」「こんなのそりゃ叩かれるだろ…」「いつも思うけどなんでゾーニングしないんだろう」「女性を辱める表現には規制が絶対に必要だ。創作物だからと言う理由で全て許される日本の現状は狂っています」と批判の声から、「なぜラブドールなのか、なぜゴミを食べると知能が上がるのか、が如何に作中で描写されるのかが気になる作品」と冷静に言及する声、中には「ゲームはゲームだからそんなに目くじら立てなくてもって思う私は買ってプレイしてみたい」「これ叩かれてるの謎すぎるよね」と好意的な声も上がりました。
「深く責任を感じております」
逃す事さんは7月20日に自身のXにて「制作中のゲーム『いちばん美味しいゴミだけ食べさせて』につきまして、多くのご意見を頂戴いたしました」と、声明を発表。「その中でも『テーマや表現が一般流通にあたり不適切ではないか』というご指摘を真摯に受け止めております」とのことです。「初報段階の情報不足や伝え方の拙さにより不快な思いをされた方がいることについては、深く責任を感じております」と語り、「特定の人々への差別や蔑視を助長する意図は一切ありません」「私達は女性が不当な扱いを受け、平等に生きられない世の中を望みません」と釈明。
さらに「フィクションに救われているからこそ、フィクションが現実に与える影響の大きさ、その危険性を認識しています。作者の手を離れた作品の印象を止められない以上、もっと発信時に気を遣うべきでした。大変申し訳ございませんでした」と、反省もしています。
今後については、「本作の描こうとしているテーマやメッセージ性に関しては、変更の予定はございません」「少しお時間をいただく形にはなりますが、続報をしばらくお待ちいただけると幸いです」と明かしました。