
本記事では、DIY初心者に向けて、基本的な手順やそろえておきたい工具などを解説します。必要な道具や材料は、ホームセンターや100均(100円ショップ)などで手軽に購入できるので、DIY初心者でも無理なく始められます。
「DIYの始め方」や「初心者でも作りやすい家具」が知りたい人は、ぜひ記事を参考にしてみてください。DIY初心者でも安心して作業できる情報をお届けします。
<目次>
■DIYとは?
■初心者にも分かりやすいDIY手順
■DIY初心者がまずそろえておきたい基本工具とおすすめ商品を紹介
□「電動ドライバー」のおすすめ商品3選
□「ノコギリ」のおすすめ商品3選
□「クランプ」のおすすめ商品2選
□「メジャー・コンベックス」のおすすめ商品2選
■DIY初心者でも挑戦しやすい家具3選
■DIY初心者が失敗しないためのポイントと注意点
■まとめ
DIYとは?
DIYとは「Do It Yourself(ドゥ・イット・ユアセルフ)」の略で、「自分で作ること」を意味します。椅子や棚などの家具やインテリア・収納の修繕などを、専門業者に依頼せず、自分の手で作ったり直したりすることを指して使われます。DIYの主なメリットは次のとおりです。
・既製品を購入するよりもコストを抑えやすい
・部屋のサイズや好みに合わせたオリジナル家具を作れる
・ものづくりの楽しさや、完成したときの達成感を味わえる
最近では、初心者向けのキットや動画も増えており、気軽に挑戦できる環境が整ってきました。そのため、暮らしをさらに便利にしたい人や、休日の趣味を探している人の間で、DIYが注目を集めています。ホームセンターや100均(100円ショップ)には、工具やリメイクアイテムなどが豊富に揃っているので気軽に始められるのも魅力です。
まずは「やってみたい」という気持ちを大切に、自分のペースで始めてみるのがおすすめです。
初心者にも分かりやすいDIY手順
DIYには基本となる流れがあります。最初に手順を押さえておくことで、失敗を防ぎながら楽しく作業を進められます。DIYの大まかな流れは、次の4ステップです。
1.何を作るか決めて設計図を書く
2.必要な材料と道具をリストアップする
3.材料をカット・下準備する
4.組み立てて、固定・仕上げを行う
最初は難しく感じるかもしれませんが、流れが分かれば意外とシンプルです。次の項目で、各ステップを詳しく見ていきましょう。
1.何を作るか決めて設計図を書く
DIYを始めるときは、まず「何を作るのか」を明確にしておくことが大切です。目的がはっきりしていると、材料選びや作業手順がスムーズになります。慣れないうちは、次のような手順で進めると安心です。
1.作りたいものを決める
例:本棚・スパイスラック・壁掛け収納など、作りたいものをイメージする
2.サイズや形を簡単に図にしておく
手書きでOK。高さや幅、使いたい材料などをメモする
3.SNSやインターネットで参考例を探す
一から設計図を描くのが不安なときは、初心者向けの作例を検索してマネをする
設計図というだけで、苦手意識が出てしまう方もいるかもしれませんが、現在はスマホを使って設計図が簡単にできる無料アプリもありますので、そちらを試してみるのも良いかもしれません。
写真付きの解説や動画を参考にすると、完成のイメージがより具体的になり、取りかかりやすくなります。
2.必要な材料と道具をリストアップする
DIYを始める前に、必要な材料と道具をあらかじめリストアップしておくことが大切です。作業中に「道具が足りない」と気付くと中断が必要になり、効率も悪くなってしまいます。事前に準備する際は、次のポイントを意識するとスムーズです。
・設計図をもとに、使う材料と工具を全て書き出す
・不足がないか確認し、まとめて買う
材料や道具は、ホームセンターや100円ショップなどで手軽にそろえることが可能です。必要なものを一度にそろえておくと、落ち着いて作業に集中できます。
3.材料をカット・下準備する
材料がそろったら、組み立て前にサイズに合わせてカットして下準備をしておきましょう。仕上がりの美しさや作業のしやすさは、事前の一手間で大きく変わります。
主な下準備の内容は次のとおりです。
・木材を指定サイズにカットする
自分で切るのが不安な場合は、ホームセンターでカットしてもらえることもある
・角や表面にヤスリをかけてなめらかにする
見た目が美しくなるほか、ささくれを防ぎケガの予防にもつながる
・ネジ穴をあけておく(下穴)
割れを防ぎ、真っすぐネジが打ちやすくなる
丁寧な下準備が、きれいで失敗の少ないDIYにつながります。
4.組み立てて、固定・仕上げを行う
下準備が終わったら、いよいよ組み立ての工程に入ります。設計図を確認しながら、順番にパーツを組み立てていきましょう。スムーズに作業を進めるためのポイントは次のとおりです。
・設計図どおりに材料を並べてから組み立て始める
・ネジや木工用ボンドでしっかり固定する
・塗装する場合は、組み立て前に塗っておく
焦らずにひとつずつ丁寧に作業することが、満足のいく仕上がりにつながります。
DIY初心者がまずそろえておきたい基本工具とおすすめ商品を紹介
DIYを始めたいと思っても「どのような道具を用意すればいいのか分からない」と悩み、戸惑ってしまうこともあるかもしれません。道具選びは、DIYの第一歩です。必要なものだけを最初にそろえておくことで、低コストで始められ作業もスムーズに進みます。本章では、DIY初心者がまずそろえておきたい基本工具と、それぞれのおすすめ商品を厳選して紹介します。
・「電動ドライバー」のおすすめ商品3選
・「ノコギリ」のおすすめ商品3選
・「クランプ」のおすすめ商品2選
・「メジャー・コンベックス」のおすすめ商品2選
DIYが初めてでも扱いやすく、価格も手頃な電動工具セットなどを中心に選んでいます。道具選びで失敗したくない人はぜひ参考にしてみてください。
「電動ドライバー」のおすすめ商品3選
DIY初心者にとって、電動ドライバーはぜひ持っておきたい基本アイテムのひとつです。ネジ締めを手作業で行うよりもスピードが格段にアップし、作業の疲れも軽減できます。1台あるだけで、DIYの幅が広がるでしょう。

特に初心者には、コンパクトで軽く、扱いやすい充電式タイプがおすすめです。収納や持ち運びもしやすく、取り出してすぐに使えます。
初めてでも扱いやすく、口コミ評価も高い電動ドライバーは次の3つです。
1.アイリスプラザ ペン型電動ドライバーセット
特徴:軽量コンパクトで初心者に最適なドライバー。豊富なビット付き
参考価格:税込2404円
電源タイプ:充電式
2.HiKOKI(ハイコーキ) 18V コードレス ドライバドリル
特徴:パワフルな18V仕様でDIYから本格作業まで対応
参考価格:税込1万761円
電源タイプ:充電式
3.マキタ(Makita) 可変速 充電式ドライバドリル
特徴:バッテリー2個付きで長時間作業も安心参考価格:税込1万4704円
電源タイプ:充電式
電動ドライバーの種類は豊富にあるので、気軽に始めたい人から長く使える一台を探している人まで、自分に合ったモデルが見つかるでしょう。
※2025年5月2日現在。実際の価格は異なる場合があります。
「ノコギリ」のおすすめ商品3選
DIYで木材をカットする際に欠かせないのがノコギリです。手動タイプから電動タイプまで種類はさまざまですが、DIYに慣れていない場合は小型で扱いやすい両刃ノコギリがおすすめです。細かい作業にも対応でき、直線カットもきれいに仕上がります。
DIY初心者でも使いやすいノコギリは次の3つです。
1.WORKPRO 折込のこぎり
特徴:折りたたみ式で収納しやすく、持ち運びにも便利参考価格:税込1980円
タイプ:手動(折込式)
2.SUIZAN スイザン 両刃鋸
特徴:細かいカットもスムーズ。初心者でも扱いやすい両刃タイプ参考価格:税込3180円
タイプ:手動(両刃)
3.高儀(Takagi) 電気のこぎり
特徴:電動式で楽にカットでき、作業効率もアップ参考価格:税込5727円
タイプ:電動
作りたい作品や使う頻度に合わせて、自分に合った1本を選ぶのがおすすめです。最初は無理せず、扱いやすいものから始めると失敗が少なく、DIYがより楽しくなります。
※2025年5月2日現在。実際の価格は異なる場合があります。
「クランプ」のおすすめ商品2選
クランプは、木材をカットしたり、接着剤が乾くまでの間、材料を安定させるための必須アイテムです。サイズや種類が豊富にあるため、作るものに適したクランプを購入しましょう。

DIY初心者でも扱いやすいクランプを2つ紹介します。
1.WORKPRO クランプ
特徴:最大締付力約150ポンド。滑り止め付きでしっかり固定。参考価格:税込2369円
タイプ:手動(Fクランプ)
2.TOLESA スプリングクランプ
特徴:強力なスプリングで簡単に固定。小物作業に最適。参考価格:税込2741円
タイプ:手動(スプリングクランプ)
用途や作業内容に応じて適切なクランプを選ぶことで、DIY作業の効率と仕上がりが大きく向上します。
※2025年5月2日現在。実際の価格は異なる場合があります。
「メジャー/コンベックス」のおすすめ商品2選
DIY作業において、正確なサイズ測定は重要です。特に家具や収納を作る際には、ミリ単位での測定が求められることもあります。そこで活躍するのが、メジャーやコンベックスです。先端にストッパーが付いたタイプは、片手での操作が可能で、作業効率が向上します。
1.DELI メジャー
特徴:炭素鋼製のテープで耐久性が高く、目盛りが大きく見やすい。優れた防水性・耐摩耗性・耐落下性が特徴。参考価格:税込999円
メジャーの長さ:5m
2.タジマ(Tajima) コンベックス
特徴:剛厚テープ採用で、テープの立ちがよく、長尺の測定もスムーズ。衝撃吸収性に優れたアーマードケース付き。参考価格:税込2063円
メジャーの長さ:5.5m
用途や作業内容に応じて適切なメジャー/コンベックスを選ぶことで、DIY作業の効率と仕上がりが大きく向上します。
※2025年5月2日現在。実際の価格は異なる場合があります。
DIY初心者でも挑戦しやすい家具3選
DIYに興味はあっても、「どのようなものから作ればいいのか迷ってしまう」という人も多いのではないでしょうか。実際に手を動かしてみることで、DIYの楽しさや達成感を味わえます。本章では、初心者でも作りやすく、日常生活の中で実用性も高い家具を3つご紹介します。
・本棚
・壁掛け収納
・木箱で作るシェルフ
どれも構造がシンプルで道具や材料もそろえやすいため、初めてのDIYにぴったりです。気になるものからチャレンジしてみましょう。
本棚
本棚は、DIY初心者にとっても挑戦しやすい定番のアイテムです。作りたいサイズに合わせて木材をカットし、ビスやくぎで固定するだけで組み立てられます。本棚をDIYで作るおすすめのポイントは、次のとおりです。
・シンプルな構造で、特別な技術が不要
・リビングや子ども部屋など、どこでも活用できる
・サイズ調整がしやすく、置きたい場所に合わせやすい
コンパクトな2〜3段の本棚から始めれば、DIYの楽しさを実感しながら完成できます。
壁掛け収納
壁掛け収納は、省スペースで収納力をアップできる便利なアイテムです。シンプルな木材にフックや棚受けを取り付けるだけで完成するため、DIY初心者でも手軽に挑戦できます。壁掛け収納をDIYで作るおすすめのポイントは、次のとおりです。
・100円ショップやホームセンターで材料をそろえやすい
・工具を使わずに壁に貼るフックや両面テープで固定する方法ある
・壁のデッドスペースを有効活用できる
壁掛け収納は、自分好みのデザインにアレンジしやすく、ちょっとした収納や飾り棚としても便利です。
木箱で作るシェルフ
木箱を使ったシェルフは、DIY初心者にとって扱いやすいアイテムです。箱を積み重ねたり、並べたりするだけで完成するので、複雑な工具を使わずに作れます。木箱シェルフをDIYで作るおすすめのポイントは、次のとおりです。
・ネジやくぎを使わずに完成できる
・軽くて移動しやすく、使い方に合わせてアレンジしやすい
・塗装すれば部屋の雰囲気に合わせてカスタマイズできる
木箱のシェルフは、キッチンのスパイスラックや本の収納など、さまざまな用途で活躍します。
DIY初心者が失敗しないためのポイントと注意点
DIYを始めたばかりの人にとって、作業中のミスやトラブルは避けたいものです。そこで、初心者が陥りやすいポイントや注意点を整理しました。・サイズ測定・設置場所の確認を忘れずに
・道具の使い方・安全対策を知っておこう
事前に知っておくことで、安心してDIYに取り組めます。
サイズ測定・設置場所の確認を忘れずに
DIYで家具や収納を作る際には、事前のサイズ測定が重要です。せっかく作ったのに、「設置場所に入らない」「扉や引き出しが開かない」といった失敗は意外と多く、サイズが合っていないと後から使えなくなることもあります。作業を始める前に、「置きたい場所の幅・奥行き・高さ」をしっかり測っておきましょう。さらに、周囲に干渉するものがないか・動線の邪魔にならないかといった点も確認しておくと安心です。
無理のないサイズ設計が、使いやすさと完成後の満足度につながります。
道具の使い方・安全対策を知っておこう
DIYでは、道具の使い方を誤るとケガにつながることがあります。初めて使う工具は、必ず取扱説明書を確認し、正しい使い方を理解してから使用するようにしましょう。作業中は軍手や保護メガネなど、安全対策のための装備を忘れずに身につけるようにします。電動工具を使うときは、服や髪が巻き込まれないよう注意が必要です。
また、塗装や接着剤を使う作業では、しっかり換気を行うことが大切です。屋外や風通しのよい場所で行うことで、体への影響を最小限に抑えられます。
道具の使い方や安全への意識が、楽しくDIYを続けるための重要なポイントです。
まとめ
DIYは、特別な技術や高価な道具がなくても、自分の手で家具や収納を作る楽しさを味わえる実用的な趣味です。初めての人は、まずは小さな本棚や壁掛け収納など、シンプルな作品から挑戦するとよいでしょう。道具や材料は、ホームセンターや100円ショップで気軽にそろえることが可能です。作業の流れも、基本の4ステップを押さえれば迷うことは少ないでしょう。事前に必要な工具を厳選してそろえておくことで、失敗が少なく、作業もスムーズに進みます。
DIYで大切なのは、「きれいに作ること」よりも「楽しむこと」です。サイズ測定や安全対策などのポイントを押さえることで、初めてでも満足のいく仕上がりを目指せます。
最初の一歩を踏み出せば、ものづくりの楽しさがきっと見えてきます。道具を手に取って、自分らしいDIYライフを始めてみましょう。
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