本記事では、2025年8月におすすめの映画・ドラマを50作品厳選して紹介。そのうち10作品は、ゆるめに真面目にツッコむ映画レビュワー・ヒナタカさんが専門家の視点で選出した「見逃せない名作」となっています。
話題の最新作から隠れた名作まで、観たい作品がきっと見つかります。「今の気分にぴったりの一本が知りたい」「人気作品から選びたい」という人は、ぜひチェックしてみてください。
専門家コメント監修:ヒナタカ
All About 映画ガイド。雑食系映画ライターとして「ねとらぼ」「マグミクス」「NiEW(ニュー)」など複数のメディアで執筆中。作品の解説や考察、特定のジャンルのまとめ記事を担当。2022年「All About Red Ball Award」のNEWS部門を受賞。
<目次>
■【洋画】アマプラ おすすめ洋画5選
■【邦画】アマプラ おすすめ邦画5選
■【アニメ】アマプラ おすすめアニメ5選
■【海外】アマプラ おすすめ海外ドラマ5選
■【国内】アマプラ おすすめ国内ドラマ5選
■【韓国】アマプラ おすすめ韓国ドラマ5選
■【恋愛】アマプラ おすすめ恋愛映画5選
■【コメディー】アマプラ おすすめコメディー映画5選
■【サスペンス】アマプラ おすすめサスペンス映画5選
■【ホラー】アマプラ おすすめホラー映画5選
■Amazonプライムビデオで見放題作品を楽しもう
■「プライム会員」なら便利でお得な特典が全部使い放題!
【洋画】アマプラ おすすめ洋画5選
ヒナタカが選ぶ名作:『バービー』
この作品の魅力は?
女の子のおもちゃのバービーを題材にした映画。描かれるのはハッピーな日々を過ごしていたバービーが、恋人のケンと共に人間の世界へと旅立つ物語。人間にとっては当たり前の認識や文化に対しての戸惑いが、いわゆる「カルチャーギャップコメディー」になっています。そして、バービーが人間の女の子からショッキングな言葉を聞いて「アイデンティティ」に悩み、しかもケンがいわゆる「マッチョイズム」に囚われる悲哀など、社会風刺も多分に表れています。「笑うだけではすまされない“欺瞞”(ぎまん)や“残酷な事実”」に向き合いつつ、「自分らしく生きる」ことの真摯(しんし)なメッセージを伝えた、今の時代ならではのエンターテインメントです。
『トップガン マーヴェリック』
『オッペンハイマー』
『イコライザー THE FINAL』
『プラダを着た悪魔』
【邦画】アマプラおすすめ邦画5選
ヒナタカが選ぶ名作:『室町無頼』
この作品の魅力は?
垣根涼介による歴史小説を映画化。武士階級として一揆を起こした実在の人物・蓮田兵衛を主人公とした作品です。入江悠監督は『サイタマノラッパー』や『あんのこと』などで、貧困や圧力に苦しむ人々の姿を描いてきた作家であり、序盤の圧政に苦しむ人々の姿の時点で、作家性が存分に表れていることが分かるでしょう。そして、基本はやはりアクション活劇。少年漫画のような修行シーンや、よい意味での勧善懲悪の物語の分かりやすさ、脅威的な長回しによるダイナミックな見せ場など、スケール感のある時代劇の魅力も味わい尽くせる内容となっていました。
【関連記事:映画『室町無頼』、MVPはなにわ男子「長尾謙杜」だと思える理由。主人公が実質“3人”いる物語の凄み】
『映画【推しの子】-The Final Act-』
『ゴジラ-1.0』
『君の膵臓を食べたい』
『花束みたいな恋をした』
【アニメ】アマプラおすすめアニメ5選
ヒナタカが選ぶ名作:『トラペジウム』
この作品の魅力は?
元乃木坂46の高山一実による小説を原作とした作品で、劇場公開時には熱狂的な支持を獲得しました。大筋は「仲間を得てアイドルを目指す」という王道の成長物語でありつつも、「主人公の性格が悪い」ことが特徴的で、彼女の行動は「自身がアイドルになるために周りを利用している」とも取れるのです。
中盤の強烈なシーンも相まって賛否両論は当然、露悪的とすらいえるポイントがどうしても目立ってしまう作品ですが、「電車から乗り降り」「風」「光」といった「言葉に頼らない演出」がさえわたっている、全体的な「挫折を経験して大切なことを知る」青春映画としてもまっとうな内容になっています。
『ONE PIECE FILM RED』
『エヴァンゲリオン新劇場版(Q)』
『君の名は。』
『すずめの戸締まり』
九州に暮らす女子高生・鈴芽が、ある日「扉を探している」という青年と出会い、災いをもたらす扉を閉じる旅に出る物語です。災害の記憶と人々のつながりを背景に、ファンタジーとロードムービー要素を組み合わせた長編アニメーションです。
【海外】アマプラおすすめ海外ドラマ5選
ヒナタカが選ぶ名作:『ポライト・ソサエティ』
この作品の魅力は?
ロンドンのムスリム家庭に生まれたスタントウーマンを目指す女子高生が、唯一の理解者である姉が富豪の息子であるプレイボーイと恋に落ちたため、なんとか妨害しようとするというアクションコメディー。カンフー映画のオマージュやケレン味のある演出もとっても楽しい、気軽に笑ってスカッとできる娯楽作です。女性たちの連帯を描く「シスターフッド」ものの作品でありながらも、主人公の「やり過ぎ」な言動の数々によって、ミサンドリー(男性嫌悪)への問題提起を備えていることも真摯(しんし)でした。
【関連記事:2024年夏に見てよかった洋画をランキングにしてみた。エンタメ性抜群の作品から厳選したベスト5】
『リーチャー ~正義のアウトロー~』
『ボッシュ: 受け継がれるもの』
『ホイール・オブ・タイム』
『ドクター・デス』
実在の事件を基に、数多くの患者に医療ミスを起こした神経外科医クリストファー・ダンチの実態と、彼を告発しようとする医師たちの行動を描いたドラマ。事件の経緯や医療制度の闇をスリリングに描いています。
【国内】アマプラおすすめ国内ドラマ5選
ヒナタカが選ぶ名作:『ハケンアニメ!』
この作品の魅力は?
原作は辻村深月の小説で、待望の復帰作を手掛ける伝説的監督と、彼に憧れてアニメ業界に入った新人女性監督という対照的な2人が、手掛けたアニメでどちらがNo.1になるかという、覇権(ハケン)を巡るバトルが開幕する作品です。まるで、漫画の『バクマン。』のように「作品で対決する」構図でありつつ、制作過程が膨大かつ地味な作業の積み重ねであることが、よい意味で「ダウナー」なトーンで示されていること、出来上がった劇中のアニメが「本気」のクオリティーで仕上げられていることも特徴。「創作物が人の心を動かす」という事実を今一度確かめられるでしょう。
『東京サラダボウル』
『アンナチュラル』
『法廷のドラゴン』
『コウノドリ』
産婦人科を舞台に、医師であり天才ピアニストでもある鴻鳥サクラを中心とした医療ヒューマンドラマ。妊娠・出産にまつわるさまざまなケースを通して、命の重さと向き合う現場の葛藤や喜びが描かれます。
【韓国】アマプラおすすめ韓国ドラマ5選
ヒナタカが選ぶ名作:『密輸 1970』
この作品の魅力は?
実話に着想を得た、巨額の金塊を巡って繰り広げられる「だまし合い」がされるクライムアクション。「平凡な海女さん」VS「カリスマ密輸王」VS「野心家のチンピラ」VS「鬼の税関」という「4つ巴」によるバトルが勃発する上に、海では「サメ」までが待ち構えているという、「エンタメ特盛」状態になっていました。苦境にあえぎ密輸品を海底から引き上げる仕事を請け負っていた海女さんたちは決して「正しくはない」のですが、悪役がミソジニー(女性嫌悪)に満ちていて憎々しいため、女性性たちの連帯の物語に思い入れて見ることができるでしょう。『オーシャンズ11』をほうふつとさせるスタイリッシュな演出にも注目です。
『私の夫と結婚して』
『離婚保険』
『愛のあとにくるもの』
『私の彼はキューピット』
不運続きの獣医と、恋の矢を放つことを使命とする“キューピット”の男が出会い、恋愛と運命に翻弄されていくファンタジーラブコメディ。人間界での任務を抱えるキューピットが主人公の女性に恋をしてしまったことから、さまざまな騒動が起こります。
【恋愛】アマプラおすすめ恋愛映画5選
ヒナタカが選ぶ名作:『恋するプリテンダー』
この作品の魅力は?
ロースクールに通う女性と金融マンがとある行き違いを経て再会し、険悪なムードを漂わせる中で、とある理由により「恋人のフリをする」というロマンティックコメディー。「意地の張り合い」や「素直になれない気持ち」など、「ラブコメの王道」を行くような展開が目白押しの作品です。原題は「Anyone But You(あなたでなければ)』で、その言葉が主人公2人のそれぞれの気持ちに思えるところも味わい深いところ。「『タイタニック』ごっこ」のシーンのおかしみや、多幸感でいっぱいのエンディングも、きっと好きになれるでしょう。
『ラ・ラ・ランド』
『月の満ち欠け』
『糸』
『あの花が咲く丘で、君とまた出会えたら。』
現代の女子高生が戦時中の日本にタイムスリップし、特攻隊員の青年と出会うことで、戦争や命の意味を考える物語です。昭和と令和、異なる時代の価値観が交差する中で、切ない恋と成長が描かれます。
【コメディー】アマプラおすすめコメディー映画5選
ヒナタカが選ぶ名作:『リバー、流れないでよ』
この作品の魅力は?
冬の京都・貴船を舞台に、「リアルタイムでたった2分間隔のタイムループ」に閉じ込められた人々の悪戦苦闘ぶりを追うSFコメディー。2分間でできることはごく限られていて、例えばお酒は“熱燗”にできず“ぬる燗”のまま提供するしかないし、雑炊はいくら食べてもなくならないので飽きてしまいます。そんな絶望的な状況からの脱出のための「作戦会議」を決行し、創意工夫のそれぞれにワクワクできまる、笑って感動して戦慄してワクワクできる、「86分ずっと超面白い」素晴らしい作品に仕上がっていました。
『侍タイムスリッパー』
『怪盗グルーのミニオン危機一発』
『こんな夜更けにバナナかよ 愛しき実話』
『劇場版おっさんずラブ ~LOVE or DEAD~』
テレビドラマ『おっさんずラブ』の続編となる劇場版作品。主人公・春田創一が帰国後、新たな恋のライバルや職場での再会を経て、複雑な恋愛模様に巻き込まれていきます。コメディー要素と人間ドラマを交えながら、登場人物たちの関係に決着をつける展開が描かれます。
【サスペンス】アマプラおすすめサスペンス映画5選
ヒナタカが選ぶ名作:『ゴールド・ボーイ』
この作品の魅力は?
中国の小説「悪童たち」を日本で映画化した作品で、「サイコな人殺しの岡田将生」VS「殺人現場を目撃した3人の少年少女」による心理バトルが勃発するサスペンスです。同じく金子修介監督が実写映画版を手掛けた『デスノート』を思わせる心理的な駆け引きが展開しながらも、完全犯罪を成し遂げた自信を漂わせる大人が、年端もいかない少年少女に脅迫され、平静を保っているようでいて内面ではいら立ちをつのらせている様は、半ばブラックコメディー的。終盤には、巧みな演出と共にネタバレ厳禁の展開の連続が待ち受けています。PG12指定ならではのショッキングなシーンもあるのでご注意を。
『フォールガイ』
『オペレーション・フォーチュン』
『スマホを落としただけなのに』
『G20 ~大統領を救出せよ~』
G20サミットが開催される会場がテロリストに制圧され、大統領を含む各国首脳が人質となる中、韓国大統領と護衛官たちが危機に立ち向かうアクション映画。政治と軍事の駆け引きを背景に、緊迫した救出劇が展開されます。
【ホラー】アマプラおすすめホラー映画5選
ヒナタカが選ぶ名作:『アビゲイル』
この作品の魅力は?
「犯罪グループが誘拐したのは吸血鬼の少女だった……!」というアイデアのホラーながら、決して出オチで終わらせず、「日光が弱点」「かんだ相手は眷属になる」などの吸血鬼の基本設定と、少女がバレリーナという点もしっかりしっかり生かしたアイデアの数々、そして豪華な屋敷での「かくれんぼ」とシチュエーションを目いっぱいに生かした作品です。犯罪グループの面々の特徴もタイトに語っており、特に女性主人公にしっかり感情移入できるのもよいところ。あるポイントからはR15+指定ならではの「出血サービス」もてんこ盛りです。
『ソウX』
『イマジナリー』
『タコゲーム』
『新感染半島 ファイナル・ステージ』
『新感染 ファイナル・エクスプレス』の4年後を舞台に、ゾンビで荒廃した朝鮮半島に戻った元軍人が、取り残された人々を救出するためミッションに挑む物語です。パンデミック後の無法地帯と化した世界で、感染者だけでなく人間同士の争いも描かれます。
Amazonプライムビデオで見放題作品を楽しもう
Amazonプライムビデオで配信されているおすすめ作品を50本ご紹介しました。映画、アニメ、ドラマと幅広いジャンルで、初めて観る人にもリピーターにも楽しめるラインナップです。気になる作品があったら、ぜひこの機会にチェックしてみてはいかがでしょうか。Amazonプライムビデオなら、いつでもどこでも手軽に視聴可能。まだプライム会員でない方も、30日間の無料体験を活用して、話題作を楽しみましょう。
「プライム会員」なら便利でお得な特典が全部使い放題!
Amazonプライムは、月額600円(税込)または年間5900円(税込)で、多彩な特典を提供する会員制プログラムです。Amazonプライム会員になると、以下のようなさまざまなサービスを利用できるようになります。
・無料配送
・動画配信サービスの「Prime Video」
・音楽配信サービスの「Amazon Music Prime」
・写真やビデオを保存できるオンラインストレージサービスの「Amazon Photos」
・Kindle本を追加料金なしで読み放題の「Prime Reading」
・会員限定先行タイムセール
・一部の対象商品が通常価格よりも割引されるAmazon Prime限定価格
・生鮮食品から日用品まで配送してくれる「Amazonネットスーパー」
また、同居の家族2人まで特典を共有できる「家族会員」制度もあります。Amazonプライムに登録して、お得にお買い物を楽しみましょう。



