作品にハマる、まさに“カメレオン俳優”
亀梨さんの俳優としての魅力は、作品にハマる役作りができるところだと考えます。『24時間テレビ 愛は地球を救う40』(同局)内で放送された『時代をつくった男 阿久悠物語』で見事に作詞家・阿久悠さんを演じたかと思えば、『ストロベリーナイト・サーガ』(フジテレビ系)では、クセの強い刑事・姫川玲子を献身的に支える菊田和男を繊細に表現。かと思えば、映画『怪物の木こり』では冷酷非情でサイコパスな弁護士・二宮彰を演じ、サイコパスという難しい役を感情の揺さぶりも見せながら見事に表現しました。配信ドラマ『外道の歌』(DMM TV)では、狂気性の高い島田虎信役を見事に演じるなど、とにかく難しい設定の役を演じている印象です。それらの難しい役をしっかり作品にハマるように調整し、丁寧にキャラクターを仕上げています。どんな役でも演じられる役者を「カメレオン俳優」と呼びますが、まさに亀梨さんのためにあるような言葉でしょう。
「スポーツキャスター」「バラエティー番組のMC」としての顔も
俳優として確固たる地位を確立した亀梨さんは、他ジャンルでも人気を博しています。代表的なのがスポーツキャスターです。スポーツ番組『Going! Sports&News』(日本テレビ系)には2010年から出演し続け、日曜キャスターとしてさまざまな取材を行っています。特に、幼少期に実績がある野球に関する取材が得意で、現在では「亀梨和也=プロ野球」のイメージを築き上げました。
バラエティー番組にも挑戦しており、過去には『一撃解明バラエティ ひと目でわかる!!』(同局)でMCを務めたことも。番組の放送期間は短かったものの、実直な性格が分かるMC姿によって好感度を上げました。
今回、『世界を救う!ワンにゃフル物語~柴と三毛と亀梨くん~』(テレビ東京系)で久しぶりとなるバラエティー番組のレギュラーを務めるわけですが、同番組では進行役として毒舌キャラクターの柴犬・七之助が登場。特殊な動物番組となるようですが、亀梨さんがバラエティー番組のMCとしてどんな新しい一面を見せるのか、注目です。