
フランス人が「日本の冬」が大好き
そんな桜の風景が見られる春と、紅葉の季節である秋は、筆者が暮らすフランスでも「日本のベストシーズン」として大変に有名です。しかし実際に日本を訪れたフランス人からは、「日本の冬が最高だった」という声を幾度となく聞きました。寒くてアクティビティも制限される冬が、なぜここまで人気? と思いましたが、実際にフランスで冬を経験してみると、その理由に深く納得してしまいます。まずは季節の話からご紹介しましょう。
日本の「冬晴れ」がフランス人に人気の理由


偶然にも冬季に日本を訪れたフランス人は、その天気の良さに感激するのだそう。通常、フランス人のバカンスシーズンは6月から9月が定番ですが、たまたま冬季に訪れた友人らは「日本の冬が素晴らしかった!」と口々に言っていました。
特に1月から2月にかけての日本は晴天の日も多く、澄み切った空気に満ちた美しい季節。太陽に飢えた彼らにとって、日本の冬は「光にあふれた避寒地」のように映るのでしょう。日本の冬がどれほど魅力的であるかを、まだ訪れたことのない友人たちに熱心に語る知り合いもいるほどです。
一方、寒さはそれほど気にならないとのこと。何よりも太陽が拝めることがうれしく、温泉もあって、関東からでも富士山を見渡せる冬に大きな魅力を感じるということです。