
「All About」ガイドで、企業の製品開発のお手伝いやPR支援なども行うコヤマタカヒロが解説します。
(今回の質問)
洗濯槽のお手入れは洗濯槽クリーナーなしでは不十分でしょうか?
(回答)
黒カビやニオイが発生している場合は洗濯槽クリーナーなどを使ってお手入れをしましょう。
使わなくてもある程度清潔さを保てます
洗濯機は汚れた衣類を洗う家電です。このため、洗濯槽には糸くずなどさまざまな汚れが残る場合があり、こまめなメンテナンスが必要となります。例えばパナソニックのドラム式洗濯乾燥機「NA-SD10HAL」の場合、洗濯の前に「さっと槽すすぎ」コースを利用することで、洗濯機の中の汚れを洗い流せます。そのほか、ドラム内の湿気を取る「槽乾燥」、そして黒カビやニオイを予防する「約60℃槽カビクリーン」コースも搭載。それぞれ週に一回、月に一回の利用が推奨されており、洗濯槽の汚れの付着や黒カビの予防ができます。
また、シャープの縦型洗濯乾燥機「ES-PW11J」にも「槽クリーン」コースが用意されており、水洗い運転をした後、プラズマクラスターイオンを放出してカビの発生を防げます。これ以外に、「槽乾燥」コースも用意しています。
洗濯槽クリーナーを使わずとも、基本的には定期的に各社が搭載しているお手入れコースを利用することで、ある程度は洗濯槽の清潔さを保てます。
黒カビやニオイが発生したら洗浄剤を使用しましょう
しかし、洗濯機を長く使っていると水洗いだけでは取れない汚れがどうしても発生します。槽の汚れやニオイを感じたら、薬品を使ってしっかりと洗濯槽を洗いましょう。市販の洗濯槽クリーナーなどの洗浄剤を用意して、使っている洗濯機のマニュアルにしたがってコースを選びます。槽洗浄ができるお手入れコースは、10時間以上かかることが多いので(温水が使えるモデルは3時間ぐらいでできる場合があります)、夜中などに行うのがおすすめです。なお、槽洗浄に使用できる洗浄剤はメーカーによって異なるため、事前にマニュアルなどをチェックして行いましょう。
All About ガイドがすすめる洗濯機:パナソニック「NA-SD10HAL」
この記事の筆者:コヤマ タカヒロ
1973年生まれ。家電とデジタルガジェットをメインに雑誌やWebなど様々な媒体で執筆するライター。執筆以外に監修やコンサルティングなども行っており、企業の製品開発、人材教育、PR戦略に関するアドバイザーなども務める。米・食味鑑定士の資格を所有。家電のテストと撮影のための家電スタジオ「コヤマキッチン」を用意。
1973年生まれ。家電とデジタルガジェットをメインに雑誌やWebなど様々な媒体で執筆するライター。執筆以外に監修やコンサルティングなども行っており、企業の製品開発、人材教育、PR戦略に関するアドバイザーなども務める。米・食味鑑定士の資格を所有。家電のテストと撮影のための家電スタジオ「コヤマキッチン」を用意。