現在放送中の冬ドラマは、多くの作品が中盤に突入しています。どのドラマも練ったストーリーが面白く、最終回が気になるところです。そこで、この記事では「ストーリーがいいと思う冬ドラマ」のランキングを紹介します。
>14位までのランキング結果
2位:『ホットスポット』/43票
2位に輝いたのは『ホットスポット』(日本テレビ系)でした。お笑いタレントのバカリズムさんが脚本を務めるドラマで、主演は演技派として知られる市川実日子さん。2023年に放送されたドラマ『ブラッシュアップライフ』(日本テレビ系)の制作チームが再集結した作品で、宇宙人を題材とした「地元系エイリアン・ヒューマン・コメディー」となります。富士山の麓(ふもと)にある山梨県のとある町が舞台で、ビジネスホテルに勤めるシングルマザーの遠藤清美が主人公。清美はひょんなことから同僚の高橋孝介(角田晃広)が宇宙人であることを知り、さまざまな珍事が勃発していきます。バカリズムさんの脚本らしい笑える小ネタが連発され、気の利いたセリフが繰り出される会話も魅力的。これまでにない宇宙人ドラマとして、多くの中毒者を生み出しています。
回答者からは、「ホテル×宇宙人というあまり聞かない組み合わせがおもしろい」(30代女性/沖縄県)、「宇宙人が出る作品でここまでゆるく進んでいくドラマはあまり見たことがなくて、ストーリーがおもしろい」(20代女性/北海道)、「先が読めないところも良く、何気ない会話のシーンだけでも笑えてしまう」(40代女性/埼玉県)などの意見が寄せられました。
1位:『御上先生』/65票
1位に選ばれたのは『御上先生』(TBS系)でした。同ドラマは松坂桃李さんが日曜劇場の初主演を務める作品で、「大逆転教育再生ストーリー」と銘打たれた全く新しい学園ドラマです。松坂さん演じる主人公・御上孝は、東大卒のエリート文科省官僚。将来を期待されていましたが、官僚派遣制度で高校3年生の担任教師を務める左遷人事に遭います。学校と省庁を舞台とし、殺人事件や権力闘争などが複雑に絡み合ってストーリーが進行。伏線が張り巡らされ、先の見えない展開で話題を集めています。主人公の御上にも暗い過去のトラウマがあり、なにか目的を果たすために動いているような様子も……。最終回まで結末が予想できないドラマとなり、多くの視聴者から高い評価を得ています。
回答者からは、「文科省官僚が現場の教師として赴任し、生徒たちとどのようにして、現実社会の問題に向き合っていくのか見応えがあります」(60代女性/沖縄県)、「この受験シーズンにぶつけてくる、日本の教育制度を問うストーリーがおもしろい」(50代女性/島根県)、「考察点が多くておもしろいし、現代社会が抱える問題も提示していて考えさせられる」(30代女性/愛知県)などの意見が寄せられました。
※回答者コメントは原文ママです
この記事の筆者:ゆるま 小林 プロフィール
長年にわたってテレビ局でバラエティー番組、情報番組などを制作。その後、フリーランスの編集・ライターに転身。芸能情報に精通し、週刊誌、ネットニュースでテレビや芸能人に関するコラムなどを執筆。編集プロダクション「ゆるま」を立ち上げる。