家賃が一番高い場所は……?
東京だと、港区、千代田区、中央区など、区によって家賃が変わることが多いですが、台湾では、区よりも通りが家賃に影響してきます。「〇〇通り沿いは高級住宅地で家賃が高い」というような感覚が常識として根付いているのです。いきなりリビング、窓から部屋に入る?
台湾の住宅は、日本のように玄関スペースはなく、扉を開けるとすぐにテレビの置いてあるリビングという間取りがほとんどです。また、エレベーターを上がるとベランダスペースに出て、そこにある窓から部屋に入るマンションも見られます。ちょっと変な気分ですよね。湯船がある物件は少なく、シャワールームはトイレと同じ個室にあることがほとんどです。
床はタイル、洗濯機はベランダに置く
また、台湾は高温多湿のため、傷みやすいフローリングはまれで大部分はタイルの床材となっています。夏はひんやりして気持ちがいいのですが、冬はとても冷たいので、素足で歩くのがためらわれます。また、洗濯機はベランダに置くのが基本。食洗機をベランダに置くこともあります。皆さんは日本の物件と台湾の物件、どちらに魅力を感じますか?
この記事の筆者:小林 小玉 プロフィール
台湾在住のライター、翻訳家。オーストラリア留学で培った英語力を生かし、大手百貨店や外資系企業でインフォメーション業務に携わったのち、出版業界に転職。旅行ガイドブックを中心に取材、執筆を続け、中国語留学を経て台湾に移住。2022年から通訳、翻訳家、コーディネーターとしても活動している。