【全文掲載】星野源、紅白の曲変更を発表「私たちは、あらゆる性加害行為を容認しません」。NHKも声明出す

歌手で俳優の星野源さんの公式Xは12月26日に投稿を更新。『第75回NHK紅白歌合戦』で披露する予定だった楽曲の変更を発表しました。NHK側も声明を出しています。(サムネイル画像出典:星野源さん公式Instagramより)

歌手で俳優の星野源さんの公式X(旧Twitter)は12月26日に投稿を更新。『第75回NHK紅白歌合戦』で披露する楽曲の変更を発表しました。

【実際の投稿:星野源、楽曲変更を発表】

※本記事で紹介している商品の購入やサービスの利用により、売上の一部がオールアバウトに還元されることがあります。

「『ばらばら』を弾き語りします」

同アカウントは「『第75回NHK紅白歌合戦』出場楽曲変更について」と題し、星野さんの公式Webサイトのリンクを掲載。同番組で披露予定だった『地獄でなぜ悪い』の成り立ちや楽曲変更について説明しました。以下に全文を記載します。

先日発表された「第75回NHK紅白歌合戦」の、星野源の歌唱楽曲についてご報告させていただきます。

楽曲「地獄でなぜ悪い」は星野源の曲です。

星野は2012年にくも膜下出血で倒れ、その闘病期に病院でこの楽曲の作詞をしました。詞の内容は、星野の個人的な経験・想いをもとに執筆されたものです。後述する映画のストーリーを音楽として表現したものではありません。星野源の中から生まれた、星野源の歌です。

一方で、すでにSNS等で指摘されているように、のちに性加害疑惑を報道された人物が監督した映画の主題歌であること、映画タイトルにある「地獄」というワードにヒントを得たこと、映画タイトルと同名の楽曲であることもまた事実です。この曲を紅白歌合戦の舞台で歌唱することが、二次加害にあたる可能性があるという一部の指摘について、私たちはその可能性を完全に否定することはできません。
今回の歌唱楽曲は「アーティストの闘病経験を経て生まれた楽曲で、いま苦しい時代を生きる方々を勇気づけてほしい」という、紅白制作チームからの熱意あるオファーを受けて選定された経緯があります。しかし、そのオファーの意図から離れ、真逆の影響を与えうるのであれば、それはオファーを受けた私たちの想いに反してしまいます。そのため、今回同曲を歌唱することを取りやめることにいたしました。私たちは、あらゆる性加害行為を容認しません。

この曲が多くのファンの皆様に愛していただいている楽曲であることを、私たちはよく理解しています。また、星野自身もとても大切にしている楽曲であることはこれからも変わりません。

紅白制作チームと協議の結果、今回は曲目を変更し、「ばらばら」を弾き語りします。

ご期待いただけますと幸いです。

星野源&スタッフ一同

ファンからの声は? NHKも声明出す

コメントでは、「誠心誠意あふれる説明をいただきありがとうございます」「本当に大変な決断をありがとうございます」と感謝の声のほか、「朝から読んで泣いた。批判されて『はいはいやめればいいんでしょ。』のスタンスじゃなくて、どうしてこの楽曲を歌うことにしたのか、なぜ変更することになったのかをきちんと説明していて、源さんと源さんスタッフの誠実さに感動」「とても誠意ある言葉と対応」「1人でも多くの方に読んでほしい」と、星野さんの誠実な対応を評価する声も上がりました。

またNHK側も星野さんの楽曲変更を報告しています。「今回のテーマである『あなたへの歌』のもと、この楽曲に込められた思いやメッセージを、テレビをご覧になる『あなた』へお届けすることで、今さまざまな時間を過ごしている人たちを勇気づけたい、という思いから、楽曲の選定を行い、オファーしました」と、選曲の理由を説明。

しかし楽曲発表後の世間の反応を受け、「あらためて紅白制作チームとアーティストサイドで協議を行い、番組全体の構成や演出面などから判断」し、今回変更に至ったようです。

また「アーティストはもちろん、NHKも性加害は決して許さないという姿勢であることは言うまでもありません」と、性加害を許さないという強いメッセージもつづりました。
 
 
SUN
SUN
次ページ
一連の投稿を見る
Lineで送る Facebookでシェア
はてなブックマークに追加

編集部が選ぶおすすめ記事

注目の連載

  • ヒナタカの雑食系映画論

    染谷将太主演の映画『廃用身』がホラーよりも怖い「現実の問題」を照射している3つの理由

  • 恵比寿始発「鉄道雑学ニュース」

    南海電鉄の新・観光列車「GRAN 天空」は“高野線の救世主”となれるか。100年ぶりサービス復活の勝算

  • どうする学校?どうなの保護者?

    修学旅行はなぜ「高い」? “ぼったくり説”は誤解か。先生の自腹や負担など、保護者が知らない裏事情

  • 海外から眺めてみたら! 不思議大国ジャパン

    「移民」に冷たいのはどっちなのか? スイスの厳格過ぎる学歴選別と、日本の曖昧過ぎる外国人政策