ワーケーションもOK! 新クルーズ船「MITSUI OCEAN FUJI(三井オーシャンフジ)」気になる船内へ潜入
外国客船の日本発着クルーズがにぎわいを見せる中、国内のクルーズ会社も相次いで就航を決定。12月1日には商船三井クルーズが「MITSUI OCEAN FUJI」を就航。現役世代もターゲットというラグジュアリーな船の内部を紹介します。
個性が光る施設の数々。その日の気分で自由きままに
船内には4つのレストランを設け、メインレストラン「ザ・レストラン 富士」では、和食・洋食のコース料理を日替わりで提供。
ザ・レストラン 富士。和洋日替わりでコースを提供(料金に含まれます)
夕食で提供される和食のコース。食に定評のある船会社だけに味も期待できること間違いなし
「テラスレストラン 八葉」は、世界各国の料理をビュッフェスタイルで楽しめ、屋外のテラス席は船尾に位置し最高のロケーション。
「テラスレストラン 八葉」のテラス席。東京国際クルーズターミナルで実施された船内見学時は、横ににっぽん丸の姿も
「プールサイドレストラン&バー 湖畔」は、ハンバーガーなどのカジュアルな食事を開放的なスペースで楽しめ、「北斎 FINE DINING」はフレンチの巨匠である三國清三氏が監修(別料金:ディナー基本料金1万5000円)。
プールサイドレストラン&バー 湖畔
多彩な選択があるのはもちろん、“食のにっぽん丸”を運航している商船三井クルーズだけに、そのクオリティーもお墨付き。また「富士」ならびに「八葉」では、夕食時にハウスワインとビールが無料で振る舞われるといいます。乗客数と比較し座席も十分にあり、待つことなくスムーズなのもラグジュアリー船ならではでしょう。
客室は全室スイート仕様で、広さは25平米以上とゆったりくつろげる広さ。約9割にバルコニーがあり、客室にいながらにして海風を感じることができます。また全室(※)にバスタブとウォシュレットが備わっているのも、日本人にはうれしいポイントです。
(※)車いす対応客室を除く
全229室中、167室と一番多い客室タイプ「ベランダスイート」。広さは26.4平米~
足を伸ばして入れるバスタブがあるのも日本人にとってはうれしい
シアター、プール、ジャグジーはもちろん、「スパ&ウェルネス木霊」にはスパサロンのほか、フィットネスセンターやサウナも併設。
大海原を見ながらのフィットネスもOK。各種マシーンもそろう
また「オブザベーションバー 36(サンロク)」では、生演奏を聴いたりグラスを傾けたりしながらパノラマビューを堪能できます。船内はアート作品も多く、クラフトを体験するプログラムなども開催されるなど、それぞれの好みに合った過ごし方ができるでしょう。
オブザベーションバー 36(サンロク)。昼はパノラマビューも楽しめる
気になるお値段は? 今後の運航にも注目
気になるクルーズ代金は、例えば4月10日(木)~17日(木)までの「春の船旅~麗水(韓国)・長崎・指宿」で2名一室、1人あたり57万7000円~。全室スイート仕様のラグジュアリー船とあって1泊当たり8万円代~が目安です。
また行程も、現在申し込みができる7月までのクルーズは、海外寄港ありの8日間~と少し長め。ただ12月には5日間のコースもあり、日本船籍になれば海外に立ち寄る必要がなくなるためショートクルーズが増えることも見込まれます。現役世代の方は、休暇的にも価格的にも参加しやすいショートクルーズを楽しみに、今後の運航に注目をしておくといいでしょう。
現在受付中の春のクルーズも就航特別記念品のプレゼント、食事の際に全ての施設でビールやワインを無料サービス、Wi-Fi利用無料、寄港地観光に使えるオンボードクレジットのなど特典があるので、興味のある方はホームページをチェックしてみては?
島国に住んでいながらクルーズを経験しないのはもったいないと感じます。クルーズもさまざまなタイプがあるので、旅の選択肢として、少しアンテナを高くしておくのがおすすめです。
MITSUI OCEAN FUJI
2025年はクルーズがますます注目を集めそう。MITSUI OCEAN FUJI(三井オーシャンフジ)
村田 和子 プロフィール
旅行ジャーナリスト。国内・海外旅行、子連れ旅行のノウハウや楽しみ方を、テレビ・新聞・雑誌などの媒体で広く紹介するほか、執筆・講演、宿や地域のコンサルティングを行う。旅を通じて子どもの生きる力を育む「旅育メソッド(R)」の提唱者。クルーズコンサルタントの資格を持つ