「橘祥吾役が向井理であることに納得させられた」

養護施設出身の祥吾が養子に入った橘家で理不尽な扱いを受け、“家族”への憧れと執着をこじらせていることは明らか。愛生と愁人に再会し穏やかに応対する姿に、同情の余地もあるかもしれないと思えた矢先の暴挙に、Xではさまざまな意見が続出。
「橘祥吾も救われなきゃいけなかった子供だった事が何より辛い」「家族や家族でなくとも”繋がり”に依存してそこにすがることでしか平静を保てない人、という人物像は誰にでも当てはまりうるもので絶妙なライン。悪い側の人間とはいえ、どこかその心理も分かり得てしまうのがまた憎い」「橘祥吾役が向井理であることに納得させられた回。悪人役でも善良な部分をチラッと見せつけて簡単に視聴者を同情させてしまうのは彼だから成せたこと」などのコメントが寄せられています。
愛生とライオンが祥吾の手の内に落ちてしまった一方、楓と天音は山梨県警の高田(柿澤勇人)らと協力して樺島を現行犯逮捕することに成功。第10話では、樺島と亀ヶ谷と関係を持っていた祥吾が社長で義兄の春一(黒田大輔)からついに見切りをつけられ、ライオンを連れてある場所へ。一方、美路人の挑戦に背中を押された洸人はライオンを取り戻すべく行動に出て……。物語がどんなクライマックスを迎えていくのか、目が離せません。
『ライオンの隠れ家』あらすじバックナンバー
・第8話
・第7話
・第6話
・第5話
・第4話
・第3話
・第2話
・第1話
この記事の執筆者:地子給 奈穂
編集・ライター歴17年。マンガ、小説、雑誌などの編集を経てフリーライターに転向後、グルメ、観光、ドラマレビューを中心に取材・執筆の傍ら、飲食企業のWeb戦略コンサルティングも行う。