遠藤憲一さんが時の総理大臣を演じ、さまざまな国民とランダムに入れ替わるドラマ『民王R』(テレビ朝日系)。11月26日放送の第6話ではお笑い芸人と入れ替わり、笑いあり涙ありの感動エピソードが描かれました。ストーリーをおさらいしつつ、SNSに寄せられたコメントとともに今後の見どころを紹介します。
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第6話のあらすじ
内閣総理大臣・武藤泰山(遠藤憲一)の体調不良説が浮上し、泰山と官房長官・狩屋孝司(金田明夫)は、うわさの出所は民政党のドン・二木正一(岸部一徳)だと推測。二木には“永田町のプリンス”白鳥翼(溝端淳平)を次期総理に推す策略が。しかし、白鳥の6股交際スキャンダルが週刊誌にすっぱ抜かれます。
狩屋や秘書の田中丸一郎太(大橋和也)が政敵の失脚に湧く中、泰山はお笑いコンビ・ミサイルキックの堀田豊(安井順平)と入れ替わり。堀田は2年前にガードレールに当て逃げしてしまい、無期限の謹慎が明け1年たっても仕事が取れなかったら解散しようと相方の山倉(おいでやす小田)に相談しており、期限まであと10日という状況。
泰山(堀田顔)は芸能界の厳しさと、どんな時でも人を笑顔にさせるお笑い芸人のすごさを痛感。一方、堀田(泰山顔)はハシゴを外された白鳥を匿うことを独断で決定。芸人として自身が失脚した経験を語り、初手で心から謝罪することが大事だと説きます。さらに、白鳥の謝罪会見でフリップ芸を披露。失敗した人間を必要以上に叩く風潮を非難し、書き込む前にちょっと考えようと訴えかけます。
泰山(堀田顔)は山倉に一からやり直したいと頭を下げ、山倉は快諾。初めて立った舞台でのお笑いライブ中に入れ替わりが解消されます。一方、スキャンダルに関わる騒動が落ち着いた白鳥は、心機一転、泰山のもとでやり直すと決意。しかし、炎上の矛先は白鳥から泰山に向き、野党が内閣不信任案の提出を決めて――。
「テレビ局の報道班こそ自局のドラマ見るべきじゃね?」
第6話では、著名人がたった一度の過ちで再起不能になるまで叩きまくられる昨今を風刺。匿名性のあるSNSやネットでの書き込みに対し「書き込む必要あるのか? 落ち着いて考えよう」とフリップ芸の中で訴えた堀田(泰山顔)でしたが、総理大臣から国民への愚弄だとして泰山が炎上してしまうという皮肉な結果に。
X(旧Twitter)では、「実際お笑い芸人さんを使ってリアリティ持たせてるのいいな」「寄ってたかって何かを叩くこの構造、最近リアルでよく目にするぞ…」「現在や昔からの社会の問題などを、簡単に言うと良くないよねって伝えつつ、コメディ性もあってすごくいいドラマ」「毎回思うがな、テレビ局の報道班こそ自局のドラマ見るべきじゃね?」などのコメントが寄せられています。