「All About」ガイドで、家電のスペシャリストとしてテレビやラジオ、新聞、雑誌など多数のメディアに出演する安蔵靖志が解説します。
(今回の質問)
洗濯機の乾燥運転中、どれくらい乾いたか様子を見るために急に止めるのは良くないでしょうか?故障の原因になりますか?
(回答)
乾燥運転中に運転を停止しても、高温のためすぐにふたを開けることはできないため、乾き具合を確認することはできません。自動モードの場合は終了するまで待ちましょう。
安全のためふたを開けることはできません
縦型、ドラム式ともに、乾燥機能を搭載する洗濯機のほとんどは、乾燥中にふたがロックされて開けられないようになっています。ですが、開けられないのは運転中だけではありません。やけどやケガを防ぐため、乾燥機能を停止しても一定時間はロックされるようになっているのです。「ロック解除」ボタンやロック解除機能を選択しても、槽内が一定温度まで下がるまで開けることができない機種がほとんどです。つまり、「乾燥運転を急に止めても洗濯物の乾き具合を確認することはできない」のです。乾いたかどうかを確認したいのかもしれないですが、乾燥機能は自動的に終了するまで待ちましょう。
乾ききらない場合の対策は?
乾燥機能を使っても洗濯物が乾かないのが気になる……という場合には、以下のポイントを気にするようにしてみましょう。洗濯物の量を減らす
洗濯乾燥機は洗濯容量に比べて乾燥容量が半分以下となっています。洗濯物の量が洗濯容量以下・乾燥容量以上の場合は、洗濯物が乾ききらない場合があるということです。縮みやすい衣類を外干しするなどして、洗濯物の量を減らすようにしましょう。乾燥後の洗濯物をなるべく早く取り出す
乾燥直後の洗濯物は、まだ熱を持ち、湿気も残っている状態です。この状態で放置するとシワが付きやすくなってしまいますし、湿気が残って生乾き臭の原因にもなってしまいます。洗濯・乾燥が終わった洗濯物は、なるべく早く取り出してほぐし、ハンガーに掛けたり、たたんでクローゼットにしまったりしましょう。All About ガイドがすすめる洗濯機:シャープ「ES-X11B」
この記事の筆者:安蔵 靖志
ビジネス・IT系出版社で編集記者を務めた後、フリーランスに。記事執筆のほか、テレビやラジオ、新聞、雑誌など多数のメディアに出演。ラジオ番組の家電コーナーの構成なども手掛ける。
ビジネス・IT系出版社で編集記者を務めた後、フリーランスに。記事執筆のほか、テレビやラジオ、新聞、雑誌など多数のメディアに出演。ラジオ番組の家電コーナーの構成なども手掛ける。