「All About」ガイドで、家電のスペシャリストとしてテレビやラジオ、新聞、雑誌など多数のメディアに出演する安蔵靖志が、正しい槽乾燥の頻度を解説します。
(今回の質問)
槽乾燥はどれくらいの頻度でやればよいでしょうか?
(回答)
週1~2回はカビ予防のために行うようにしましょう。
週に1~2回は行うようにしましょう
洗濯槽の乾燥は、カビ予防に非常に効果的な方法です。しかし、どのくらいの頻度で行えばよいか迷う人も多いはず。そもそも、縦型洗濯機とドラム式洗濯機のどちらを使用しているかによって、槽乾燥の必要性は変わってきます。縦型洗濯機の場合、洗濯終了後にふたを開けて自然乾燥させることができれば、槽乾燥をわざわざ行う必要はありません。しかし、できない場合は毎回槽乾燥を行うことをおすすめします。ドラム式洗濯機の場合、ふたが前面に配置されているため、縦型洗濯機に比べて自然乾燥がしにくいです。そのため、できれば洗濯後に毎回槽乾燥を行うのが一番よいとされています。
とはいえ、毎回槽乾燥を行うのは面倒、あるいは電気代が気になる、という場合もあるかと思います。そのため、基本的には週に1~2回は槽乾燥を行うようにするとよいのではないでしょうか。ただし以下の場合、洗濯機の種類を問わず、槽乾燥の頻度を上げるのがおすすめです。
・洗濯後、洗濯槽に水が残っている場合
・洗濯槽からカビ臭がする場合
・洗濯物に黒い汚れが付着する場合
・泥汚れのついた衣類を頻繁に洗う場合
・柔軟剤を多量に使う場合
・湿度の高い地域に住んでいる場合
このほか、梅雨の時期などは乾燥の頻度を上げてもよいでしょう。
槽乾燥以外のカビ予防方法は?
槽乾燥以外に、以下の方法もカビ予防に効果的。併せて行うようにしてもよいでしょう。洗濯槽クリーナーを使う
定期的に洗濯槽クリーナーを使用し、洗濯槽を徹底的に掃除しましょう。洗剤や柔軟剤の量を守る
洗剤や柔軟剤は規定量を守り、入れ過ぎないようにしましょう。洗剤や柔軟剤の残りカスはカビの原因になります。洗濯後に乾燥させる
洗濯後は、洗濯槽のふたを開けて風通しをよくし、乾燥させるようにしましょう。洗濯槽の乾燥は、カビ予防に非常に効果的な方法です。洗濯の頻度や生活環境に合わせて、適切な頻度で槽乾燥を行い、清潔な洗濯環境を保ちましょう。
All About ガイドがすすめる洗濯機:パナソニック「NA-LX113CL」
この記事の筆者:安蔵 靖志
ビジネス・IT系出版社で編集記者を務めた後、フリーランスに。記事執筆のほか、テレビやラジオ、新聞、雑誌など多数のメディアに出演。ラジオ番組の家電コーナーの構成なども手掛ける。
ビジネス・IT系出版社で編集記者を務めた後、フリーランスに。記事執筆のほか、テレビやラジオ、新聞、雑誌など多数のメディアに出演。ラジオ番組の家電コーナーの構成なども手掛ける。