夫婦と中学生の男の子1人の3人家族です。洗濯機の大きさはどれくらいがおすすめ?【家電のプロが回答】

「夫婦と中学生の男の子1人の3人家族」の場合、洗濯機の容量はどれくらいが適切なのでしょうか。購入時に考えたいポイントと併せて、「All About」ガイドで、家電のスペシャリストとしてテレビやラジオ、新聞、雑誌など多数のメディアに出演する安蔵靖志が回答します。

3人家族、洗濯機の大きさはどれくらい?
3人家族、洗濯機の大きさはどれくらい?
洗濯機を購入する際、どの程度の容量にすればよいのか迷ってしまったことがある人も多いはず。生活環境や選択の頻度などによっても変わってくるだけに、なかなか正解が見つからない問題ですよね。

今回は、「All About」ガイドで家電のスペシャリストとして活躍する安蔵靖志が、選ぶ際のポイントを解説します。
 

(今回の質問)
夫婦と、中学生の男の子1人の3人家族です。洗濯機の大きさはどれくらいがおすすめでしょうか?

(回答)
1日分の洗濯物の量は1人あたり約1.5kgが目安なので、1日1回洗濯する場合でも容量4.5kg以上がおすすめです。

どういうことなのか、以下で詳しく解説します。

目安の洗濯物の量と洗濯頻度で容量を決めましょう

1日分の洗濯物の量は、1人につき約1.5kgが目安。そのため、1日1回洗濯する場合は容量4.5kg、2日に1回程度洗濯するのであれば容量9kg以上がおすすめです。とはいえ、1日2回洗濯したり、汚れ物と通常の洗濯物を分けて洗濯したり、まとめ洗いや毛布などの大物を洗濯することを考えると、実際には7kg以上はほしいところです。

このほか、洗濯機の容量を選ぶ際には以下のポイントも意識しましょう。

家族構成

家族の人数だけでなく、子どもの年齢や洗濯物の種類も考慮しましょう。新しい家族が増える可能性があるのなら、少し余裕のある容量を選ぶのもよいでしょう。ただし、乳幼児の衣類やペット関連の洗濯物、泥汚れの多い洗濯物などを分けて洗うのであれば、大容量ではなくてもよい場合もあります。

洗濯頻度

毎日洗濯をするか、まとめて洗濯をするかによっても、必要な容量は変わってきます。毎日洗濯をしない場合は、少し余裕のある容量を選ぶとよいでしょう。

洗濯物の種類

シーツやタオルケットなど、大きなものを頻繁に洗う場合は、大容量の洗濯機がおすすめです。

乾燥機能を使うならドラム式、汚れ落ちの良さを求めるなら縦型がおすすめ

容量と同時に、「ドラム式」と「縦型」のどちらを購入するか迷う人も多いでしょう。乾燥機能を使うのであれば、短時間で衣類を乾かせるドラム式が断然おすすめ。縦型洗濯乾燥機はヒーターを使うことと、ドラム式に比べて熱風を効率よく循環させられないため、乾燥時間が長引く上に電気代が多くかかってしまいます。

一方で、泥汚れなどが激しい洗濯物が多い場合は多めの水でしっかりと洗える縦型がおすすめ。最近ではドラム式でも縦型でも汚れ落ちはほとんど変わらないと言われますが、少なめの水を使ってたたき洗いをするドラム式の場合、せっかく落ちた汚れがほかの衣類に移ってしまう「汚れ移り」が生じる場合があるためです。

そのほか、乾燥機能を頻繁に使うのであれば、乾燥容量も確認しましょう。乾燥容量は洗濯容量より少ないため、洗濯から乾燥まで一通り行いたい場合はより大容量な洗濯機が必要になるためです。さまざまな条件や家庭環境を加味しながら、自分に合った洗濯機を選ぶようにしましょう。

All About ガイドがすすめる洗濯機:日立「BW-V100K」

全自動洗濯機 ビートウォッシュ 10kg ホワイト 日立 BW-V100K W
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この記事の筆者:安蔵 靖志
ビジネス・IT系出版社で編集記者を務めた後、フリーランスに。記事執筆のほか、テレビやラジオ、新聞、雑誌など多数のメディアに出演。ラジオ番組の家電コーナーの構成なども手掛ける。
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洗濯機の「寿命」はどれくらい?
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