イタリアの「100円ショップ」には何がある? お菓子や雑貨、お土産選びの“穴場スポット”に大興奮
イタリアのフィレンツェには、日本の“100円ショップ”ならぬ、全商品「99セント」で販売している穴場スポットがあるんです。お菓子や生活雑貨など、イタリア人の暮らしが垣間見えるラインアップに大興奮。現地の様子をリポートします。
日本政府観光局(JNTO)によると、2024年11月の訪日外客数は318万7000 人。コロナ禍前である2019年の年間累計を超え過去最多となり、インバウンド需要はますます急拡大しています。外国人観光客のお土産探しにも大人気なのが、日本の100円均一ショップ。価格のみならず、実用性の高い生活雑貨が充実する品ぞろえの豊富さも支持を集めています。
そんな100円ショップ、日本以外の国にもあるのでしょうか。休暇でイタリアに訪れた筆者がフィレンツェで見つけたほぼ“100円ショップ”についてリポートします!
イタリアの“100円ショップ”には何がある?
「Tutto 99 Cent(以下、99セントショップ)」は、フィレンツェを中心に展開するイタリアの100円ショップ。「全て99セント」という店名通り、ほとんどの商品が99セントで販売されています(日本円で161.8円、2025年1月調べ)。
店頭には、フィレンツェの名所をあしらったキーホルダーやマグネットシールなどが置かれ、観光客向けのお土産が目に留まります。
そのすぐ後ろにあるショーケースには、水などの飲料が販売されており、地元住民がさっと水を2本取り出して購入する姿を見かけました。イタリアには、日本のように街中で気軽に使える自動販売機はなく、24時間営業しているコンビニエンスストアもありません。
イタリアにとってのコンビニのような存在には、「タバッキ」と呼ばれるタバコ屋、「バール」というエスプレッソをたしなむ喫茶店などがあり、それぞれ食料品や生活雑貨を取り扱っていますが、99セントショップもちょっとした買い物には重宝するのかもしれません。
イタリアならではの生活雑貨が勢ぞろい
では店内へ。奥行きがある造りになっており、日本の100円ショップと同様にさまざまなジャンルの生活雑貨が陳列されています。まず発見したのはグラス。日本のグラスよりやや背が高く、おしゃれなデザインのビアグラスやショットグラスなどが充実していました。
イタリアといえばオリーブオイルが有名ですが、調味料を入れる食器もさまざまな種類があります。しょうゆさしのようなお皿もあり、ここにオリーブオイルと塩を入れてパンにつける、という使い方もできそうです。
プラスチックタイプのキッチン雑貨も充実しています。ノーマルな白い雑貨から、ピンクやグリーンといったカラフルなものまで、イタリアならではのセンスを感じる色使いがずらり。それぞれの部屋に合わせて使い分けるのも楽しそう!
日本代表キャラ『ハローキティ』の紙皿!
紙皿や紙コップコーナーでは、子ども用のキャラクター商品も発見。ディズニーキャラクターが並ぶ中、日本を代表するキャラクター『ハローキティ』の紙皿も! この店舗以外にも、イタリアの街を歩いていると「サンリオ」のキャラクターがデザインされた商品をいくつか見かけました。
ボディケア商品のコーナー。シャンプーやボディーソープ、ボディークリーム、ハンドソープといった、さまざまな商品が並びます。イタリアで作られた商品も多いため、お土産にもおすすめです。
歯ブラシや歯磨き粉も充実。フィレンツェには、お土産として大人気の高級歯磨き粉「MARVIS(マービス)」もありますが、こちらにもたくさんの種類がありました。さらに、下の棚には生理用品も発見。旅先でナプキンを安く買えるのは、ありがたいですね。