イタリアのトイレ、「便座がない」こと以上に日本人を悩ませた“ある特徴”とは【現地でトイレ巡り】
ヨーロッパのトイレは「便座がない」のが有名です。しかし、それ以上に日本人を悩ませる特徴とは……!? 休暇でイタリアに旅行した筆者が、現地で“トイレ巡り”をして体験してきました!
海外旅行に行くと気になること、それはやはり「トイレ事情」ではないでしょうか。特にヨーロッパのトイレは「便座がない」「不衛生」といううわさをよく聞きます。筆者は、長期休暇で念願のイタリア旅行が実現したものの、出発前はローマやフィレンツェのトイレ事情に大変ビビっておりました。
実際にイタリアで“トイレ巡り”をしてみると、確かに便座がないトイレも多かった……。しかし、それ以上に日本人を悩ませる「ある特徴」を発見したのです!
空港、美術館、レストランなど、筆者がイタリアで巡ったさまざまなトイレをリポートします!
イタリア入国! 空港のトイレには「便座」があった。けど……
乗り継ぎを挟み、10時間以上のフライトを経てついにイタリアへ。首都のローマにあるフィウミチーノ空港に到着するやいなや、荷物受け取りレーンの近くにあるトイレへ駆け込みました!
フィウミチーノ空港(ローマ)
トイレ内は清潔感があり、開放的な雰囲気。早速、個室に入ってみると……
おお! 便座がある! しかし、なんだか便器とズレて、便座だけ浮いているような……。実際に座ると、
日本の便座よりも幅がやや広いような気がします。イタリア人の体形に合わせ、座りやすいように設計されているようです。身長157cm、日本の便座の幅に慣れている筆者は、初めて便座に座った瞬間トイレの中に落ちかけてしまいました。
街中には「便座がない」トイレも多い。でも、それ以上に困ったこと
今回の旅では、ローマ、フィレンツェ、そしてベネチアへと移動し、旅中では数々の美術館や飲食店を訪れました。そんな中でも気になっていたのはトイレ。空港とは違い、街中には確かに「便座がない」トイレもありました。
ウフィツィ美術館(フィレンツェ)
例えば、フィレンツェにあるウフィツィ美術館のトイレ。ルネサンス期の三大巨匠と言われるレオナルド・ダ・ヴィンチ、ラファエロ、ミケランジェロをはじめ、数々の名芸術家の作品を有する世界的にも有名な美術館ですが、トイレには便座がありませんでした。
そこにも衝撃を受けたのですが、それ以上に日本人である筆者を悩ませたこと。それは……
トイレットペーパーの位置が遠すぎることでした! えっ、みんなどうやって用を足しながらペーパーを取ってるの? 腕が短くて全然手が届かないのですが……!?
日本のトイレでは、便器のすぐ横にトイレットペーパーがあるのが一般的。手を伸ばせばすぐ届く位置にペーパーがあることに慣れていた筆者は、イタリアのトイレの個室構造に頭を抱えることになりました。