大倉忠義が登場! オーディションの様子を視察
まず3次審査では、全員が参加してV6の『Can do! Can go!』を課題曲とし、ひたすら踊りながら現時点でのパフォーマンスに関する順位付けをするところからスタート。この審査方法はメンバーもジュニア時代に経験してきた方式と同じで、ありえないスピードで振り付けを覚え披露するという感覚を知ってほしいと菊池風磨さんはコメントしています。RED、BLUE、GREEN、YELLOWの4チームに候補生が分けられ、今回の配信では「BLUEチーム」の本番ステージまでの模様が公開されました。「BLUEチーム」はリーダーを設定して、3日間にわたり猛特訓を実施。timeleszメンバーは、ダンスや歌唱の練習だけでなく、各メンバーが自分の役割を見つけグループに貢献するために動いているかも審査対象として目を光らせます。
候補生たちが特訓を行う中で、今回のエピソードではサプライズゲストが登場。SUPER EIGHTの大倉忠義さんが現れ、オーディションの様子を見学することになります。プロデューサーとしても活躍する大倉さんは、鋭い目でオーディションの様子を視察。結果として、候補生ではなくtimeleszの3人へ厳しい意見をぶつけ、メンバーがオーディションの意味を考えさせられる場面も。候補生を審査して新メンバーを見つけるためのヒントを、大倉さんは残していくことになりました。
番組終盤には「BLUEチーム」の課題曲を発表。意見をぶつけ合いながら当初より数段レベルアップした「BLUEチーム」が、課題曲となる『SHAKE』のパフォーマンスを披露しました。協力しながら実力以上の力を出すことになり、timeleszメンバーからも驚きの声が挙がる結果となりました。
timeleszメンバーも迷いつつ成長! 新感覚のオーディションに
今回のエピソードを見た感想としては、timeleszメンバーも迷いながらオーディションを行っているように見えたことです。3人は、自分たちがプロデュースして新メンバーを決めるオーディションを実施するのは初めて。候補生たちと同じくtimeleszメンバーも成長しながら、オーディションへ臨んでいるように見えます。ここに、他のオーディションとは違う面白さと可能性があるのではないかと感じました。多くの人が知る有名オーディションは、審査にメンバーが参加することはあっても、決定権は総合的なプロデューサーにあることが多いです。そんな中、自分たちの仲間を自らプロデュースして審査するのは珍しい企画。だからこそ、timeleszメンバーにも迷いが生まれます。その迷いも合わせた上で、「審査される人」「審査する人」という垣根を越え、一体になってオーディションを成功させようとする思いが見えるのです。
今回のエピソードでは、各メンバーが候補生にアドバイスする場面もありました。これもオーディション番組としては珍しいように感じます。最終的に、timeleszの3人は成長した「BLUEチーム」を見て感動する場面も。こういった一緒にオーディションを作り上げている姿勢が、他のオーディションにはない魅力です。『timelesz project -AUDITION-』は、ここまで見た限りでは新しい形のオーディションの可能性を提示しているのではないかと感じます。
次回の配信では、「GREENチーム」の密着が行われます。今後、どのような形でオーディションが進行していくのか現時点では未知数。新感覚のオーディション番組として、今後も見逃せません。
最終的に『timelesz project -AUDITION-』は複数回の審査を経て、来年初旬には新メンバーが決定する予定。果たして、どの候補生が生き残りtimeleszの仲間になれるのか、次回のエピソードにも期待しましょう。
この記事の筆者:ゆるま 小林
長年にわたってテレビ局でバラエティ番組、情報番組などを制作。その後、フリーランスの編集・ライターに転身。芸能情報に精通し、週刊誌、ネットニュースでテレビや芸能人に関するコラムなどを執筆。編集プロダクション「ゆるま」を立ち上げる。