今回は豆乳の種類の違い、豆乳パックが牛乳よりも注ぎづらい理由、上手に注ぐ方法など、豆乳のトリビアをご紹介します。
「無調整豆乳」「調製豆乳」「豆乳飲料」の違い
豆乳は、日本農林規格によって無調整豆乳、調製豆乳、そして豆乳飲料の3つに分類されています。無調整豆乳は、水以外を加えていない、大豆固形分が8%以上(大豆タンパク質換算3.8%以上)のもの。
調製豆乳は、砂糖や香料などを加えた、大豆固形分が6%以上(大豆タンパク質換算3.0%以上)のもの。
豆乳飲料は、調製豆乳に果汁やコーヒーなどをさらに加えたもの。果汁入りは大豆固形分2%以上(大豆タンパク質換算0.9%以上)、果汁以外の場合は大豆固形分4%以上(大豆タンパク質換算1.8%以上)と定義されています。
無調整豆乳は大豆タンパク質が多く砂糖などが入っていないので減量中などに向いていますが、調製豆乳や豆乳飲料は飲みやすく、またトレーニング直後など糖質も同時に摂取したいときに向いています。
豆乳を上手に注ぐ方法は?
牛乳パックと違って、豆乳パックが注ぎづらいと感じたことはありませんか?そもそも牛乳パックは注ぎやすさを重視して、上が三角屋根のような形の空間になっています。
空気が入っていて余裕があるためこぼれづらく、開けた際に注ぎ口を大きく作れるのも利点です。
一方の豆乳パックは、牛乳と比較すると消費量が少なく、店頭に並んでもすぐには売れないため、日持ちを重視して空気が入っていない密閉された直方体になっています。
日持ちを重視したために注ぎづらいこの豆乳パックですが、実は豆乳メーカーが推奨する上手に注ぐ方法があるんです。
それは……注ぎ口が上になるように持って、ゆっくり傾けて注ぐという方法! 注ぎ口に空気の通り道ができるので、スムーズに注ぐことができます。
こぼしてしまう人は、ぜひ試してみてください。
豆乳の1人あたりの年間消費量世界一はどこの国?
豆腐や納豆など大豆製品が大好きな国、日本。近年では健康ブームもあり豆乳の消費量も年々増えています。では、国民1人あたりの年間消費量が最も多い国はどこでしょうか?
正解は、タイ。日本テトラパックが発表した2019年のデータによると、1人あたり10.3Lでした。朝食や夜食のお供として豆乳を飲む習慣があり、揚げパンと豆乳を提供する屋台が街角に立ち並んでいます。
2位は台湾で6.6L、3位は韓国で4.3L。日本は3.6Lで4位ですが、このままいけば、ベスト3に入るのも時間の問題かもしれませんね。
健康にもよくおいしい豆乳。この機会に、飲んでみてはいかがでしょうか。
この記事の筆者:石川 カズキ
1984年沖縄県生まれ。筑波大学人間学類卒業後、会社員を経て芸人・作家・コピーライターに。エレキコミック・ラーメンズを輩出した芸能事務所トゥインクル・コーポレーション所属。第60回宣伝会議賞コピーゴールド受賞、LOFT公式YouTubeチャンネル「コントするイシカワくん」シリーズのコント台本・出演、KNBラジオCMコンテスト2020・2023協賛社賞受賞など。お仕事があればお気軽にご連絡ください。AIから仕事を奪うのが目標です。