炭火焼 鳥八 分店(岩手県盛岡市大通)のX(旧Twitter)アカウントが9月24日、投稿を更新。反響を呼んでいます。
閉店後に「ビールくれ」。断ると……
事の発端は同アカウントが19日、「昨日の営業後、清掃中に入店してきた男性。ビールくれと言われ、お断りすると激怒。本当に危険なので、入店はお断りした方が良いかと思います」と、投稿したことでした。投稿には3本の動画が添えられており、初老の男が「うるせぇ!」「そんな能書きいらねぇんだ」などと声を荒げながら、椅子を床に投げ落としたり、動画撮影をする店舗スタッフに殴りかかる様子などが収められ、瞬く間に拡散。「これは酷い……」「まさに老害。ほんとに嫌」「完全なカスハラですね」「よく耐えたなぁ」などのコメントが多く寄せられていました。
24日、警察署内で“カスハラ男”と対峙した店舗オーナーはXで動画を2本投稿し、「相手の態度とかそういうのを受けて、ちょっと冷静ではいられませんでした」「殴るとか蹴るとかそういうことは絶対にやってないんですけれども、ちょっと怒鳴ってしまいました」「マジでヤバイやつ」とコメントしています。
また起きるのでは? 危機感も
続けて「また私はこのような事が起きるんじゃないかなという危機感を持っています」とため息交じりに話し、念書を交わしたことも報告。後日、念書の内容をSNSで投稿するそうです。相手方の男については近隣飲食店に「気を付けた方が」と、注意喚起もしています。そのほか、被害届は現時点で出していないことや、相手方の顔を露出した動画をXで公開した件についても触れ、「削除しない」という方針も明かしました。
同日の別投稿では、「ムカつきすぎて、冷静を保つのがこんなに難しいことかと感じています」と、相手方への怒りをあらわにしながらも、20日の投稿では「盛岡は今回のようなお客様は少ないと思ってます。良い街です」「今回こういう広がり方しちゃったけど、本当に良い街なのでよろしくお願いいたします」ともつづっています。
昨今、大きな問題となっているカスタマーハラスメント。相手方男に毅然(きぜん)とした対応を取る同店のオーナーに対し、「よく、我慢されました」「手を出さなかったことが素晴らしい」「デジタルタトゥーを残せたことが最大の功績」「歳のとり方を考えさせられます」「きっちり老害が制裁を受けるよう応援します」など、多くの声援が寄せられました。