長距離列車に「ペット同伴車両」、アプリで指定可
スマートフォンのアプリで座席指定する際、犬マークがある席はペット同伴できる席になっています。ドア越しにペット同伴車両を見ると、通路に大型犬がいました。ちなみにペットは座席を利用することもできますし、ゲージに入れる必要もありません。
近距離列車や地下鉄でも、もちろんペット同伴可能。ペットだけでなく、自転車を畳まずにそのまま乗車可能な車両も連結されています。
路線バスでは、前方のクロスシートが空いていると思ったら、大型犬が座っていたことも!
日本で「唯一」ペット同伴できる航空会社
ただ、欧米などとはルールが異なります。座席はカバーがかけられた「最後列の窓側席」限定で、ペットが入ったケージを固縛するため、客室でケージから出すことは不可。持込可能動物は、指定サイズのケージに入る「小型犬」「ネコ」のみ。料金は1匹5万円です。
日本航空(以下、JAL)やANA(全日本空輸)などその他の航空会社は、ペットは貨物扱いとなり、料金はJALだと路線や搭乗日によって異なり、5500~7700円。ピーチ・アビエーションやジェットスターなどの格安航空会社(LCC)では、貨物としてもペットを預けることはできません。
日本を含むアジアは持込禁止が多い、その理由は?
日本を含むアジアでは、韓国を除き、客室へのペット持ち込みは大半の航空会社で認められていません。そのアジア諸国と、欧米などの国・地域を単純に比較することには、無理があります。
欧米などへ行った際、飛行機や列車、バスなど公共交通機関に飼い主がペットと一緒に乗っているのを見かけるかもしれません。こういった光景は、これらの国・地域ではごく普通。
あくまでペットに対する「文化の差」なのです。
この記事の筆者:シカマ アキ
大阪市出身。関西学院大学社会学部卒業後、読売新聞の記者として約7年、さまざまな取材活動に携わる。その後、国内外で雑誌やWebなど向けに取材、執筆、撮影。主なジャンルは、旅行、飛行機・空港、お土産、グルメなど。ニコンカレッジ講師をはじめ、空港や旅行会社などでのセミナーで講演活動も行う。
大阪市出身。関西学院大学社会学部卒業後、読売新聞の記者として約7年、さまざまな取材活動に携わる。その後、国内外で雑誌やWebなど向けに取材、執筆、撮影。主なジャンルは、旅行、飛行機・空港、お土産、グルメなど。ニコンカレッジ講師をはじめ、空港や旅行会社などでのセミナーで講演活動も行う。