今回は、世界一観光客が多い国はどこか、来日観光客で最も多いのはどこの国の人かなど、世界観光の豆知識をご紹介します。
世界一観光客が多い国は、フランス
世界観光機関が発表した2023年のデータによると、国際観光客到着数が最も多い国は、フランス。1年で約1億人の観光客を迎えた世界一の観光立国です。エッフェル塔や凱旋(がいせん)門などの歴史的建造物、名画の数々を鑑賞できるルーヴル美術館など、首都のパリだけでも多くの観光スポットを持っていることが人気の要因とされています。
2位はスペインで約8520万人、3位はアメリカで約6650万人と続いてます。
なお、日本は約2506万人で上位ではありませんが、コロナ禍以前である2019年の8割程度まで回復しています。
訪日外国人で最も多いのは、韓国からで約695万人
コロナ禍が落ち着いて日本へのインバウンド需要が高まっていますが、訪日外国人で最も多いのはどこの国・地域から来た人なのか?2023年のデータによると、1位は韓国からで約695万人。コロナ禍以前である2019年の約558万人を超えています。
円安の影響に加えて、Z世代の若者を中心にJ-POPやアニメなどの日本文化が流行していることも要因の1つとされています。
2位は台湾からで約420万人、3位は中国からで約242万人となっています。
世界遺産が1番多い国は、イタリアで60件
世界の人気観光スポットといえば、世界遺産。1972年に採択された、世界の文化遺産及び自然遺産の保護に関する条約(世界遺産条約)に基づき、リストに登録された遺産のことを指します。世界遺産を最も多く有する国は、イタリアで60件。「レオナルド・ダ・ヴィンチの『最後の晩餐』があるサンタ・マリア・デッレ・グラツィエ教会とドメニコ会修道院」や、ルネサンスの華やかさを残した、フィレンツェにある「フィレンツェ歴史地区」など、自然や街そのものが芸術として世界中の観光客を魅了しています。
2位は中国で59件、3位は54件でドイツ、日本は11位で26件です。
北半球ではハイシーズンの終わり、南半球ではシーズンの始まりである世界観光の日。この機会に、海外旅行の計画を立ててみてはいかがでしょうか。
この記事の筆者:石川 カズキ
1984年沖縄県生まれ。筑波大学人間学類卒業後、会社員を経て芸人・作家・コピーライターに。エレキコミック・ラーメンズを輩出した芸能事務所トゥインクル・コーポレーション所属。第60回宣伝会議賞コピーゴールド受賞、LOFT公式YouTubeチャンネル『コントするイシカワくん』シリーズのコント台本・出演、KNBラジオCMコンテスト2020・2023協賛社賞受賞など。お仕事あればお気軽にご連絡ください。AIから仕事を奪うのが目標です。