趣里さん演じる神波亮子は常識にとらわれない弁護士で、そんな亮子がゲームのように法廷闘争に立ち向かっていく、異色のリーガル・エンターテインメント作品となります。これまでになかったような弁護士ドラマで、豪華な出演者が続々と発表されている作品です。
NHK連続テレビ小説『ブギウギ』で主演を務めた趣里さんの演技も気になるところですが、『モンスター』で注目したいのはSixTONESのジェシーさんです。ここ最近は事務所独立の発表や熱愛報道もあり、メディアを騒がせているジェシーさんですが、俳優としてはドラマや映画だけでなく舞台でも活躍。『モンスター』で、どんな演技を見せてくれるのか注目されています。
この記事では、元テレビ局スタッフの筆者が、これまでのジェシーさんの仕事を振り返り、俳優としての魅力に迫ってみたいと思います。
ジェシーさんのプロフィールは?
まず、ジェシーさんの現在までのプロフィールを紹介します。アメリカ人の父親と日本人の母親の間に生まれたジェシーさんは、端正なルックスと抜群のスタイルが印象的です。ジャニーズJr.(現・ジュニア)時代にさまざまなユニットへ参加し、SixTONESを結成すると2020年1月22日にCDデビューを達成。アイドルとしての活動と合わせて、 男性ファッション誌『FINEBOYS』『Safari』(ともに日之出出版)のモデルとして活躍します。
グループではパワフルで美しい歌声が魅力的なパフォーマンスの主軸であり、ユニークなキャラクターでバラエティー番組でも人気。俳優業も好調で、マルチに活動しているアイドルです。
『キワドい2人』『最初はパー』で見せた俳優としての可能性
そんなジェシーさんですが、俳優としてはこれまでドラマや映画を問わずに出演しています。数多い出演作の中で、まず注目を集めたのが『キワドい2人-K2-池袋署刑事課 神崎・黒木』(TBS系)です。事務所の先輩である山田涼介さんが主演の刑事ドラマで、バディ役は田中圭さんが担当。池袋の街で巻き起こる凶悪事件に挑む作品で、ジェシーさんは若手刑事の諸星一朗を演じました。優秀ながら、真面目過ぎることが悩みの刑事を熱演。能力はありながらも、なかなか活躍できない諸星の健気さが人気となり、番外編となる『キワドくなりたい男』(Paravi)では主演を務めました。
さらに、2022年10月には『最初はパー』(テレビ朝日系)で主演を担当。この作品で、ジェシーさんは有名政治家の息子でありながら、何をやっても長続きしない中途半端な人生を送っている利根川豪太を演じました。
豪太は、自分を変えるためにお笑い養成所に入学し、プロの芸人を真剣に目指すことに。共演した市川猿之助さんとのコンビネーションも良く、コミカルな演技でドラマを盛り上げました。バラエティー番組でも華麗なトーク力を披露するジェシーさんには芸人を目指す豪太はハマり役で、俳優としても高い評価を得ることになります。