「All About」フリマアプリ・ネットオークションガイドの川崎さちえが解説していきます。
(今回の質問)
メルカリでマイナス評価が1つでもあったら、購入してもらいにくくなりますか?
(回答)
マイナス評価の数というよりは、マイナス評価の中身が重要になってくると思います。ただ取引が少ない中でマイナス評価がつくと目立ってしまうので、敬遠される可能性もあるでしょう。
以下で詳しく解説していきます。
マイナス評価は「中身」をチェックすべし
メルカリでマイナス評価がつけられるということは、取引上何かトラブルが起きた可能性が考えられるでしょう。評価をしたユーザーは、どのようなことが起きたのかをコメントで記すかと思うので、まずはその内容確認することが重要になってきます。マイナス評価がつく理由としては、届いた商品に商品説明にないダメージがあったり、発送が予定よりも遅くなったりなど、出品者としての落ち度であることが多いです。そうなると、購入する側としては、敬遠してしまうのは事実。
しかし、出品者側としてではなく、購入者としてマイナス評価をつけられることもあります。購入してから一切メッセージがなかったり、受取評価が遅くなったりした場合です。具体的にどんな理由でマイナス評価がついたのかを確認した上で、取引をしても安心かどうかを判断する必要があります。
マイナス評価が1つであれば、さほど問題ない
マイナス評価の割合が多くなってくると、取引には不安を感じてしまいます。例えば全体の評価が100、マイナス評価が30というのであれば、筆者も取引はしないでしょう。しかし、1つくらいであればそれほど気にしません。ミスが起きる可能性はありますし、マイナス評価をつけたユーザーの判断基準が厳しかったのかもしれないからです。
マイナス評価がついた「タイミング」も重要
ただ、マイナス評価をつけられたタイミングは確認します。もし前回の評価がマイナスであれば、最近のことだと思うので、少し考えものです。一方、マイナス評価がかなり前のことで、それ以降プラス評価が続いていれば安心できそう。必ず安全とは言えませんが、タイミングも1つの判断基準にしています。マイナス評価に関しては、1つでもついたら取引がしづらくなるということは、あまりないと思います。もちろん、取引が1回で、その評価がマイナスということであれば、ちゅうちょするかもしれませんが、トータル評価から見た割合や内容を確認してからの判断になってくるでしょう。「1つついたから出品をやめよう」ではなく、「今後はプラス評価を積み重ねよう」と考えた方が良いのではないでしょうか。
この記事の筆者:川崎 さちえ
ネットオークション歴19年、フリマアプリ歴9年。NHK『あさイチ』をはじめとした多数の情報番組に出演し、経験に基づいた実践型のフリマアプリやオークションの魅力を伝えている。