山岳遭難や水難事故の発生状況や、山岳遭難・水難事故防止に役立つ情報を発信する静岡県警察地域部地域課のX(旧Twitter)アカウントが8月26日、投稿を更新。登山者に向け、注意喚起の動画を公開しました。
【実際の投稿:静岡県警、SNSで悪天候時の富士山動画を公開】
「スマホが飛ばされる状況」動画を公開
同アカウントは、「動画は富士山の落雷 1 万年雪山荘オーナーが撮影した落雷の瞬間 2 山小屋から夜間天候を撮影中の救助隊員直近に落雷し、スマホが飛ばされる状況」とつづり、2本の動画を添えて投稿。1本目の動画は山荘オーナーが撮影したもので、紫色に染まった空が映し出され、落雷の瞬間を捉えたものです。
もう1本は、救急隊員が撮影した動画で、夜間の真っ暗な中で雨が降る様子。空が明るく光った数十秒後、バチバチッという音とともに、携帯電話が一瞬室内の様子を捉えています。落雷でスマホが飛ばされた瞬間を収めた、貴重な動画です。
続けて、「静岡県側の富士山では落雷による負傷事故も発生しています!!こんな状況では救助に向かえません」「悪天候時には登山の中止を」と無理をしない登山計画を訴え、コメントでは「怖い映像」「隊員の方は無事でしたか?」「登山客より隊員の安全重視で!」などの声が寄せられました。
「暴風雨の中、出動した救助隊員」の様子も公開
同アカウントでは「静岡県側3ルートで最も多い救助要請」についてや、「暴風雨の中、出動した救助隊員」の様子も公開しています。夏山が終わり、秋の登山シーズン前に1度、チェックしてみてはいかがでしょうか?