【実際の画像:アジア人差別の実態とは?】
「いろんな被害が可視化された」
動画『ロンドン在住日本育ちの日英ハーフの人気イラストレーターが語るイギリスのアジア人差別の現実!白人が知らないイギリスのアジア人差別の現実とは?』を公開した同チャンネル。今回はイラストレーターのクラーク・志織さんをゲストに迎えています。冒頭で現在はパートナーと子どもと共にイギリスに住んでおり、普段の生活について話す志織さん。子どもの学校でもレイシズムの問題はあるようですが、学校側がしっかり取り組んでいるとのこと。
「アジア人差別」については、田舎の町で道を歩いていて「チャイニーズ」とか「ニーハオ」とか、アジアの人をばかにするような態度で言われたことがあるようです。田舎だけでなく、ロンドンでも少しはあると話しています。
また、自分が直接されていないことでも「アジアの人たちを見下しているというか 必要以上に他者化してる」態度をテレビや映画、ラジオなどから感じることもあるようです。「アジア人に対する差別ってなかなか見えづらいことも多くて 話題にもそこまで出しづらかったり」と、問題点を明かしています。
さらに、「絶対(アジア人差別が)あるからこそ たとえばコロナのときとかに 社会が不安定になったときとかにすごく表面化したような気がして。その時は結構道でアジアの人が殴られたりとかアジア系のレストランとかに落書きされたとか いろんな被害が可視化された」と話しました。「いくら多様性に富んだ街といわれているロンドンでも全然まだまだ根深い」とのことです。
「フランスもアジア人差別がひどかった」
コメントでは、「ロンドン在住です。白人だけが差別すると思われがちですが、有色人種(黒人だけではない)もアジア人差別(特に東洋人)差別をしてきます。むしろ、有色人種の方が、自分たちが白人に差別されてる分、自分より下の存在を作ろうとしてるのか、酷い差別をする感じがあります。東洋人はいちばん下の存在と思われている感じがしました」と実際にロンドンに住んでいる人からの声や、「私はトルコに住んでいるんですが、おそらく最もアジア人差別の無い国の一つだと思います」とほかの国に住んでいる人からの実体験の声などが上がってます。また、「イギリス人の差別意識は本当にガチ」「フランスもアジア人差別がひどかった」「欧米の多くの国でアジア差別があるんじゃないか」とコメントする人も。中には、「この地上の人間は一人残らず心の中に『差別意識』を飼っていると思ってます。違いがあるのは狂暴なままの放し飼いか、懸命に飼い慣らして公益的であるか、ではないでしょうか」と、差別意識は誰の心の中にもあるという声も上がっています。一方「36年英国に住んでいますが、私の経験では差別された事が無く、差別された日本人が何人か存在していると言う現象に驚かされます」と、差別されたことがないという声もありました。
ロンドン体験記の本を出版
志織さんは9日に著書『ロンドンの片隅で、この世界のモヤモヤに日々クエスチョンしているよ』(平凡社)を出版。ロンドンで体験したことを中心に書いているようです。ほかにもフェミニズムについての章もあります。また、ジョシュアさんはいろいろな国の人をインタビューした動画や日本で過ごした動画なども公開中です。気になる人は、ぜひチェックしてみてくださいね!