「巨大地震注意」発表を機に考えたい、万が一に備えた帰省・旅行の準備。旅のプロがやっていることは?

お盆休み目前で発生した日向灘を震源とするマグニチュード7.1の地震。気象庁は、南海トラフ地震に関する臨時情報「巨大地震注意」を発表しました。「帰省や旅行へ」というタイミングの人もいるでしょう。今一度、旅の備えを確認しておきましょう。

3. 食べ物・飲み物を常にかばんへ入れておく

今回の「巨大地震注意」の発表だけではなく、ゲリラ豪雨なども増える中、交通機関の遅延に遭遇する機会が多くなっています。長時間の移動時はもちろん、短時間の移動でも、飲み物とおなかにたまる「おやつ」などをかばんに入れておくと安心です。車内販売がない新幹線や特急列車も増えているので、乗車前に必ず購入するのをお忘れなく。

4. 宿についたら「万が一」をシミュレーション

海や川が目の前など、風光明媚な場所は魅力的ですが、特定の災害に弱いこともあります。筆者は宿に到着して部屋に行くまでに、万が一のシミュレーションをするのが習慣になっています。

まずは非常口を確認。そして宿の周りの環境から「どんな『万が一のこと』が想定されるか? その際この場所は大丈夫そうか? いざという場合はどう行動するか?」を頭の中で考えます。
 
そうやって意識することで、初めて館内にある災害時のサインや室内に避難経路の説明があることに気が付くことも多いもの。災害リスクがある場所、例えば南海トラフで津波被害が想定される場所では、「津波タワー」など避難場所を設置するなど対策もされています。地元の人は周知のことでも外から訪れると知らないことも多くあります。楽しむ前に1分間、自分たちの身を守る確認をするのを心がけるといいですよ。

また旅先の自治体のハザードマップを確認しておくと、想定リスクや避難場所も分かります。 
次ページ
現金は少し多めに……目安となる金額は?
Lineで送る Facebookでシェア
はてなブックマークに追加

編集部が選ぶおすすめ記事

注目の連載

  • ヒナタカの雑食系映画論

    アニメ映画『ふれる。』で“20歳の青年”を主人公にした意味は? 挑戦的かつ優しい3つのポイントを解説

  • 「正直、日本ってさ…」外国人に聞くぶっちゃけニッポン

    「ラーメンやすき焼きのお店まで……」30代グアテマラ人男性が語る、出身国で流行している日本の食文化

  • AIに負けない子の育て方

    学校から暗に退学を勧められ…。中学受験に無事合格も、彼らが「転校」を余儀なくされた理由

  • 恵比寿始発「鉄道雑学ニュース」

    江ノ電、“史上初”人気ブランドとのコラボ制服が話題! 「鎌倉高校前駅」の駅名標やホームも大変身