『光る君へ』第29話 「枕草子」を読んだ“まひろ”、夫の死を乗り越えついに物語の執筆へ

7月28日に放送されたNHK大河ドラマ『光る君へ』第29話のストーリーをおさらいしつつ、今後の見どころに迫ります。(画像出典:NHK『光る君へ』公式Webサイト)

吉高由里子さんが主演するNHK大河ドラマ『光る君へ』。7月28日に放送された第29話のストーリーをおさらいしつつ、SNSで話題のコメントとともに今後の見どころを紹介します。

>前回(第28話)のあらすじはこちら

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画像出典:NHK『光る君へ』公式Webサイト

第29話のあらすじ

まひろ(吉高由里子)の娘・賢子は数えの3歳になり、宣孝(佐々木蔵之介)にもよくなつき、家族で幸せなひと時を過ごしていました。しかし任地に戻ったまま宣孝は帰らず。まひろは宣孝の嫡妻の使者より、彼が亡くなったことを知らされます。

まひろを案じた道長(柄本佑)は、越前国守の再任がかなわず帰京したまひろの父・為時(岸谷五朗)に子の指南役を依頼するも、為時は断ってしまいます。聞けば、まひろの気持ちを慮ってのこと。しかしまひろは、賢子や従者下女たちとの暮らしのために、指南役を引き受けるよう提言します。

一方、土御門殿では詮子(吉田羊)の四十歳を祝う儀式が盛大に執り行われていました。しかし詮子の体調は思わしくなく、病床に臥した詮子は道長に、伊周(三浦翔平)らの官職を元に戻すよう言い残して身罷(みまか)ります。

そんな中、左大臣・道長に恨みを抱く伊周とききょう/清少納言(ファーストサマーウイカ)は、ききょうが執筆した中宮・定子(高畑充希)がいた華やかな後宮での日々を書物にし、亡き定子に心を捕らわれたままの一条天皇(塩野瑛久)に献上します。その頃まひろは、漢詩よりも物語が好きな賢子のため、物語の執筆に着手しはじめ――。

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画像出典:NHK『光る君へ』公式Webサイト

「枕草子」を読んだまひろ、いよいよ物語の執筆へ

ききょうから1番初めに定子との日々を書き連ねた原稿を読ませてもらったまひろは、「人には光も陰もある」と、華やかではない裏の部分があってこそ人の魅力があらわれるものだと語りました。

しかしききょうは、華やかな部分だけを書き残し、裏など書かないと一刀両断。一方、ききょうの「枕草子」を読んだまひろは、賢子のために物語の執筆へ。2人の方向性の違いがにわかに表れ出し、紫式部vs清少納言の構図が見えてきました。

X(旧Twitter)では、「ききょうさんも、定子様が出産で命を落とした原因のすべてが道長にあるわけがないなんてことはわかっているはずなのに」「推しに対する意識の違いによる決別よ…」「要は悲しみが強すぎて、何か怨敵でも作らんと推し活できないくらいな精神状態なんやろうな」「清少納言ききょうが書かなかった定子さまの“陰”を、紫式部まひろは源氏物語の桐壺として描くのね」などのコメントが寄せられています。

第30話は「つながる言の葉」。夫・宣孝の死から3年が経ち、まひろは四条宮の女房たちに和歌を教えながら自作の物語を披露し、都中で話題に。一方、宮中では「枕草子」が流行し、読みふけっては亡き定子を思う一条天皇。気をもんだ道長が安倍晴明(ユースケ・サンタマリア)に相談すると……。いよいよ道長がまひろにオファーし、紫式部誕生となるのでしょうか。この先の展開から目が離せません。
 

『光る君へ』あらすじバックナンバー

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第26話
第25話
第24話
第23話
 

この記事の筆者:地子給 奈穂
編集・ライター歴17年。マンガ、小説、雑誌等の編集を経てフリーライターに転向後、グルメ、観光、ドラマレビューを中心に取材・執筆の傍ら、飲食企業のWeb戦略コンサルティングも行う。  

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