目黒蓮さん、有村架純さんが共演するドラマ『海のはじまり』(フジテレビ系)。7月15日に放送された第3話のストーリーをおさらいしつつ、SNSで話題のコメントとともに今後の見どころを紹介します。
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第3話のあらすじ
月岡夏(目黒蓮)から大学時代に別れた恋人・南雲水季(古川琴音)との間に娘・海(泉谷星奈)がいたことを聞かされた百瀬弥生(有村架純)は、自身が母親になる選択肢を提案。
夏が海に会いに水季の実家を訪れると、喜んで遊び疲れた海は眠ってしまいます。水季の母・朱音(大竹しのぶ)は夏に夕食を食べていくよう促し、水季に対する思いを語ります。
後日、弥生を連れて再び海に会いに南雲家を訪れた夏。3人は水季が働いていた図書館に行き、そこで津野(池松壮亮)と出会います。夏と海が醸し出す空気に疎外感を感じる弥生と津野。不妊治療の末ようやく授かった水季を亡くした朱音は、海の母親になろうとしている弥生に複雑な思いを抱き、辛く当たります。
海が学校でも南雲家でも必要以上に元気なことが気にかかっていた夏は、家に遊びに来た海に、「元気なふりをしなくていい」と水季が死んで悲しい気持ちを吐き出させます。
夏をたしなめ、「ママの代わりに皆が優しくしてくれるから頑張って元気にしていた。えらい」と寄り添い、涙をこぼした海にハンカチを差し出す弥生。しかし海は夏に駆け寄ると、しがみついて号泣。夏は海を初めて抱きしめ、静かに涙を流します。
その後、できるだけ海と一緒にいようと考えた夏は、弥生を置いて1人で海に会いに行くことに。「夏くんのパパ、いつ始まるの?」と聞いたのは、パパになってほしいということかと問う夏。海は「パパやらなくてもいいよ。でも、いなくならないで」と話します。夏は「パパをやる」ことがどんなことなのか分からないし水季の代わりにはなれないが、「一緒にはいれる」と応えるのでした。
複雑な思いを抱える弥生と朱音に共感の声多数
水季への思いを共有し抱き合って涙を流した夏と海。2人が親子として少しずつ心を通わせていく中、疎外感を募らせ複雑な思いと事情を抱える弥生が痛々しく感じられました。
同じように疎外感を覚えた津野が自分たちを「外野」だと表現したシーンでは、弥生の声のトーンが一気に低くなり、本当の彼女を垣間見た気持ちにも。
X(旧Twitter)では、「海ちゃんが本当に一緒にいたいと思う人は夏くんなんだよね。弥生があんなに優しい言葉をかけていたのに夏くんのところに行ったシーンは泣いた」「弥生ちゃんは海ちゃんの母親になりたいというより、“母親”という役割と夏君の側を離れたくない気持ちが強そう…」「朱音さんと弥生さんに超絶共感しかわかない…どっちの気持ちもすんごいわかる…」「苦しいなあ。でも誰ひとり悪くないからなあ」などのコメントが寄せられています。
第4話では、夏から海となるべく一緒にいることに決めたと告げられ、父親になることにしたのかと迫る弥生。結論を急かされ苛立ちを感じる夏は、彼女がなぜ焦っているのか分からず。そんな夏に対し、弥生は自分の過去の出来事を語り……。弥生が今後どういう感情になり、どういう選択をしていくのか注目です。
『海のはじまり』あらすじバックナンバー
この記事の筆者:地子給 奈穂
編集・ライター歴17年。マンガ、小説、雑誌等の編集を経てフリーライターに転向後、グルメ、観光、ドラマレビューを中心に取材・執筆の傍ら、飲食企業のWeb戦略コンサルティングも行う。