【実際の動画:タトゥーを入れていること、交際相手の両親に伝える?】
相談者プロフィール
相談者本人:32歳女性
住まい:四国の限界集落
職業:IT系
年収:500万円
貯金:1200万円
相談:交際相手の両親に、自分のことをどこまで話せばいい?
交際相手:34歳
交際相手の職業:カーショップの店長
交際相手の年収:約360万円
タトゥーが入っている。言うべき? 言わざるべき?
彼とはマッチングアプリで知り合ったという、四国の限界集落に住む相談者。「自分が楽しむため」に両手首の2カ所にタトゥーを入れたそうですが、周囲を「怖がらせたくない」という理由から普段は肌色テープや長袖で隠しているとのこと。相談者がタトゥーを入れていることを彼は知っていますが、彼の両親が知ったら「ぶっ倒れてしまうかも」と言われ、この事実を彼の両親に伝えるべきか悩んでいるそう。
植草さんはタトゥーについて、「親に言うか言わないかは彼次第」とアドバイス。仮に彼が両親に言わなかったとしても、いずれ結婚して出産や病気で入院するなど、何かの折にタトゥーが入っていることを彼の両親が知る日が来るかもしれません。その場合は、「彼が盾になるしかない」とも。ただし、“孫”のことを考える親世代は「手ごわい」と添えました。加えて、2人は限界集落に住んでいるという情報から、タトゥーを入れている人を「あんまり見かけない」環境であるかもしれず、「何でそんなもの入れたの」などの「人格否定」をされる可能性が高いと示唆します。
発達障害の姉、病死した兄については……
さらに相談者はタトゥーをはじめ、どこまで自身の情報を伝えるべきかについても悩んでいる様子。たとえば貯金額やほくろ除去、いじめられた過去についてなど。これらの情報は言う必要なしと言い切る植草さんですが、若くして病気で亡くなった相談者の兄と、発達障害の姉がいるという情報については「彼次第」とも。これらを彼にちゃんと伝えていれば、彼の両親から何か言われても「彼には伝えている」と切り返す“逃げ道”ができるとも助言しました。
続けて、「(姉のことを)もし彼が話すよって事であれば ちゃんと答えられる用意をしておいた方がいい」であり、また「言う言わない」ではなく、「どういう所まできちんと説明した方が納得してくださるのか」が重要とも。
これらについて、彼としっかり話し合った上で彼がどう判断するかが“鍵”であり、「それでも乗り越えていくかどうか」が2人のこれからのテーマと説きました。
結婚相談所マリーミー代表。恋愛・婚活アドバイザー。ラジオやWebメディアも含め、年間約2000件の恋愛・結婚相談を有し、自身が代表を務める相談所では年間成婚率80%を達成するなど業界異例の成果を誇る。『ザ・ノンフィクション』(フジテレビ系)をはじめテレビ出演多数。著書に『ドキュメント「婚活」サバイバル』(青春出版社)、『結婚の技術』(中央公論新社)など。