「All About」ガイドで、白物家電やデジタルガジェットに詳しく、企業のPR戦略やPR支援も行うコヤマタカヒロが回答します。
(今回の質問)
猛暑日、エアコンの効きが悪い気がします。とはいえ電気代は抑えたいのですが、何か改善のために工夫できることはありますか?
(回答)
風量を「強」にする、サーキュレーターを使うなどの工夫をしましょう。ただし、エアコンの性能と部屋の大きさが合っていない場合もあります。
まずはエアコンの風量を「強」に
外気温が非常に高い日や、直射日光が差し込む日中などは、エアコンの効きが悪いことがあります。このとき、設定温度を下げてもよいのですが、電気代が気になってしまいますよね。今回は節電しながら部屋を冷やす方法をご紹介します。まずは冷たい風を部屋中に行き渡らせるため、エアコンの風量を「強」にしてみましょう。設定温度を下げるよりも風量をアップした方が節約になるためです。また、エアコンの風が当たるのが嫌でなければ、ルーバーで風向きを調整するのも1つの手。この場合、肌の乾燥には気をつけましょう。
外出先から帰ってきてすぐなど、素早く涼しさを感じたいときは、濡れタオルで体をサッと拭くのも手。肌に付着した水分が乾く際の気化熱が肌の熱を奪ってくれるため、すばやく涼しさが感じられます。そのほか、カーテンを閉め、直射日光が入らないようにすることで室温の上昇を防ぐことができます。
サーキュレーターを使うのもおすすめ
エアコンと併せてサーキュレーターを使うのも1つの手です。サーキュレーターを使う場合は、エアコンの下に置いて、斜め上に送風します。冷たい空気は部屋の床付近にたまってしまって、顔や体に当たる空気がヌルくなることもあるので、下から上にサーキュレーターで送風することで、床にたまった冷たい空気を対流させることができるのです。カウンターキッチンの中など、エアコンの冷風が届かない場所がある場合には、サーキュレーターで強力に風を送るのがおすすめです。
エアコンの性能と部屋の大きさが合っていない可能性も
それでもエアコンの効きが悪い場合、部屋の大きさと合っていない可能性があります。性能が部屋のサイズに対して十分ではないエアコンを使うと、本体価格が安くてもランニングコストがアップしてしまうので注意が必要です。この記事の筆者:コヤマ タカヒロ
1973年生まれ。家電とデジタルガジェットをメインに雑誌やWebなど様々な媒体で執筆するライター。執筆以外に監修やコンサルティングなども行っており、企業の製品開発、人材教育、PR戦略に関するアドバイザーなども務める。米・食味鑑定士の資格を所有。家電のテストと撮影のための家電スタジオ「コヤマキッチン」を用意。
1973年生まれ。家電とデジタルガジェットをメインに雑誌やWebなど様々な媒体で執筆するライター。執筆以外に監修やコンサルティングなども行っており、企業の製品開発、人材教育、PR戦略に関するアドバイザーなども務める。米・食味鑑定士の資格を所有。家電のテストと撮影のための家電スタジオ「コヤマキッチン」を用意。