【実際の投稿:夏野剛氏のアカウント乗っ取り被害を報告】
「角川が公式にアナウンスしないからこうなるのでは?」
「かわんご」という期間限定のアカウントが明かしたところによると、夏野氏はアカウント乗っ取りの被害に遭ったようです。その要因について、「これはNEWSPICKSの報道による犯罪者グループとの関係の変化によるものです。脅迫中の事案について報道をするというのはこう言うことです。NEWSPICKSは今後起こる同様の事象について責任をとる覚悟でもって報道されたのでしょうか?」と、NewsPicksの報道によるものと明かしています。22日に有料会員限定で出した「【極秘文書】ハッカーが要求する『身代金』の全容」という記事で、「脅迫中の事案について報道」しているとのこと。記事のコメント欄で、NewsPicksとつながりの深い夏野氏が「このような記事をこのタイミングで出すことは、犯罪者を利するような、かつ今後の社会全体へのサイバー攻撃を助長させかねない行為です。Newspicksに強く抗議をするとともに、損害賠償を含めた法的措置の検討を進めてまいります。なお、本記事についてコメントすることはございません」と、強い抗議の声を寄せるほどでした。真相は分かりませんが、結果的にこの記事がアカウント乗っ取り被害の要因の1つになったとKADOKAWA側は考えているようです。
「かわんご」はさらに、
現在、弊社は全力で会社と社員と、何よりユーザーのみなさまのデータを守るために必死に頑張っています。
そもそもハッキングをされたこと、それへの対応、最終的な結果、全てにおいて弊社に非難されるべきことはあるでしょう。それらの責任について弊社はもとより逃げるつもりはありません。
ですが、今は、まだ犯罪者グループと弊社は戦っている最中です。犯罪者グループからのメールとされるものに書かれている犯罪者のメッセージには正しいものも間違っているものもあります。
ですが、今、それを議論したり間違いを指摘するわけにはいかないのです。
犯罪者グループ自身も彼らが何をしたのかを正確には把握できていません。僕らも犯罪者グループの手の内がどこまで残っているかも正確にはわかっていません。
僕らは情報戦を戦いながら、厳しい判断を日々、行なっています。
改めて、NEWSPICKSには、なぜ、今、報道する必要があったのかを問いたいと思います。
ともつづっています。これに対し、「いつも応援しておりますが、整理と復旧、正しくかわんごさんが少しでも情報をくださっていることに感謝致します」「頑張ってください」と応援の声が上がる一方、「責任から逃げないと言いつつ、元のポストで報道に責任転嫁してるのは理解に苦しむ」「どこまで個人情報流出したのか問いたいんですが ニコニコに登録したパスが漏れてるなら使い回ししてるユーザー少なからずいるんだからアナウンスしなさい NewsPicksに責任転嫁するのも大概に」「角川が公式にアナウンスしないからこうなるのでは?」などの声も上がりました。
夏野氏にも責任が?
ほかには、「Newspicksの件はともかく、『夏野剛』という個人のアカウントのパスワードが平文で共有されていて、しかも漏洩後にパスワード変えていなかったというのはどうなんだ」「個人的に川上量生と夏野剛のことをそれなりに尊敬していただけに、今回の対応の酷さへの失望感が凄い」「そもそも侵入されてから結構経つのに、なんで夏野さんは自分のXのセキュリティ見直さなかったんですか?」などと、夏野氏にも責任があるのではないか、という声も上がっています。「KADOKAWAの悪夢」
NewsPicksは23日には「【検証】専門家は、KADOKAWAをどう見るか」という記事も出しています。また「KADOKAWAの悪夢」という題で連載枠も作ったため、記事は今後さらに増えそうです。8日にサイバー攻撃の被害に遭ったKADOKAWA。14日には動画配信サイト「ニコニコ動画」の復旧に「1カ月以上かかる見込み」と発表していました。いまだ事態の収束の兆しがない今回の事件。メディアの報道姿勢にも疑問が寄せられる事態となりました。
また、「かわんご」の最新のポストによると「一応、誤解している人も多そうなので、補足すると、夏野さんのXアカウントは、数分間、乗っ取られただけでツイート時点ではとっくに奪い返しています」と、乗っ取り被害は数分間だけで現在ではアカウントは奪い返したとのことです。