結婚相談所における29歳と30歳の差
男性は年齢が上がるほど年下を好む傾向があり、20代女性の人気は絶大です。
ただし、それは男性側の思い込みによるところが大きく、当初は若い妻がいいと主張していても婚活を通して年齢へのこだわりが薄れ、結果的には年の差2歳以内の同世代結婚が7割と、現実的なラインにおさまります。
30歳に突入すると「34歳・39歳の壁」が出現
20代のうちに結婚できなかった場合、次は出産を意識した34歳、39歳の波が来ます。35歳を超えると「マル高」(母子手帳に高齢出産のマークが付くこと)という時代が長かったため34歳の壁ができました。男性側も、「出産を考えると、33歳くらいまでの女性が希望」と言います。これも実際に活動するうちに変わるのですが、婚活現場では「30歳を超えたら1歳でも若いほうがいい」との声を多く聞きます。35歳を超えると、今度は「何とか40代になる前に……」となり39歳の壁が作られた、というわけです。
婚活現場には、結婚・出産をしたくないのではなく、40歳手前になって「若い頃は仕事に夢中で、結婚と天秤にかけることが想像できなかった」、「気づいたら、結婚や出産が難しい年齢になっていた」と言う女性も多数います。
これについて筆者自身は、結婚と仕事は切り分けて進めるべきだと思っています。「ここまで出世したら結婚」「仕事をやりきったら結婚」では遅いので、仕事も恋愛も全部同時にやってほしいし、できると思っています。
若いうちに結婚を意識する人が増えている
最近は若くして結婚を意識している人も多く、大学を卒業して間もない23~25歳の方のご相談も増えてきています。コロナ以降は自然な出会いが少ないのが当たり前になってマッチングアプリが普及しましたが、次第に怖い体験談を聞くようになり、ならば結婚までの安心安全なレールを敷いてサポートしてくれる結婚相談所に早い段階で入った方が合理的と考えるようです。
彼女たちの多くは、29歳までに複数人の子どもを産み終えたいとも考えているようです。
若いうちは子育てにあてる体力があり、出産年齢にも余裕がありますから、「落ち着いたからあともう1人、仕事をしながら育てられるかもしれない」と思えるようになるかもしれません。
結婚に対するネガティブ訴求ばかりが目につく昨今ではありますが、パートナーや子育ての辛さを愚痴る人たちだって、結婚を後悔しているとは限りません。