All About ニュース編集部は5月14~27日、全国10~80代の男女400人を対象に「歴代人気漫画」に関する独自のアンケート調査を実施しました。今回はその中から、『週刊少年チャンピオン』(秋田書店)の歴代作品の中で好きな漫画作品ランキングを紹介します!
>9位までの全ランキング結果を見る
3位:『ドカベン』
3位は『ドカベン』でした。水島新司さんにより連載されていた野球漫画です。初期は主人公たちがそろって柔道をしているストーリー展開でしたが、のちに野球へ移行。主人公・山田太郎をはじめとした明訓高校野球部が甲子園優勝を目指し、ライバルたちと切磋琢磨していく姿が描かれています。
また、派生作品として『大甲子園』『プロ野球編』『スーパースターズ編』『ドリームトーナメント編』が描かれました。単行本合計数のシリーズ通算で205巻という記録を打ち立てた野球漫画の代表的な作品になっています。
アンケート回答者からは、「高校野球の面白さが存分に発揮されてるから(20代男性/奈良県)」「主人公は山田太郎なのですが、それまで主人公の感情のみ表現された範囲の狭い漫画から逸脱した高校野球をこえた漫画に夢中になりました(50代女性/和歌山県)」「一番好きな野球漫画。野球の試合の臨場感が素晴らしい。里中智投手のファンです(40代女性/東京都)」「漫画を通じて高校野球のファンになり、その後プロ野球のファンになっていたきっかけを与えてくれた作品だったから(50代男性/千葉県)」などとコメントが寄せられました。
2位:『ブラック・ジャック』
2位は『ブラック・ジャック』でした。手塚治虫さんにより1973~1983年に連載された医学ドラマ漫画作品です。
主人公のブラック・ジャックは無免許でありながら重症の患者をすご腕で救い出す天才外科医。法外な費用を求められながらも、あらゆる医師からも見放された患者が最後の望みをかけてブラック・ジャックのもとにやってきて、その天才的な手腕に救われます。
ほぼ毎回一話完結が基本ですが、印象的なエピソードを多々残していることも特徴。人間の生死について考えさせられる描写も魅力に挙げられます。
アンケート回答者からは、「医療技術の凄さと人に対しての優しさが良かったです(20代女性/大阪府)」「手塚治虫のストーリーテラーとしての力量が味わえるから(50代男性/福岡県)」「小学生のころ図書館などでずっと読んでいた記憶があり、ハラハラや感動もあっていい漫画でした(30代女性/大阪府)」「ピノコとブラックジャックとの掛け合いが好きだった(30代女性/兵庫県)」などのコメントが寄せられました。
1位:『弱虫ペダル』
1位は『弱虫ペダル』でした。渡辺航さんにより2008年から現在も連載中のスポーツ漫画です。
主人公の小野田坂道は、アニメやゲームを愛するオタクでしたが、入学した総北高校でアニメ研究部に入部を目指すも活動休止中であることを知ります。
あるとき、激坂をママチャリで登っていたところを同級生の今泉俊輔に目撃され、自転車競技部に勧誘されたことをきっかけに、自転車競技部に入部。仲間やライバルとの出会いを通じて成長していく姿が描かれています。
加えて、舞台版やテレビアニメ版、テレビドラマ版などマルチメディアに展開されていることも人気を集める要因のようです。
アンケート回答者からは、「努力家で何事も諦めない主人公の坂道くんを見ると元気とやる気をもらえます。登場人物がかなり多いため、推しがたくさんできるのも楽しいですし、この作品のおかげで自転車に興味を持ち、自分の趣味の世界を広げることができました(30代女性/大阪府)」「この作品のおかげでロードレーサーの自転車で通勤通学しても恥ずかしくなくなったから(20代女性/千葉県)」「登場するキャラクター1人1人に焦点を当てたストーリーがあるので、主要キャラクター以外も深掘りできるのが良いです(40代男性/東京都)」「作者ご本人もロードレーサーなので、自転車の楽しさの描写がリアルだからです(20代女性/静岡県)」などのコメントが寄せられています。
※回答者のコメントは原文ママです
この記事の筆者:長谷川 優人 プロフィール
29歳から未経験でライター業を開始、現在はWebメディア各所にて記事作成に携わっている。プロ野球やサッカー(Jリーグ)に関心あり。