篠原涼子さん、バカリズムさんが共演するドラマ『イップス』(フジテレビ系)。5月31日に放送された第8話のストーリーをおさらいしつつ、SNSで話題のコメントとともに今後の見どころを紹介します。
第8話のあらすじ
“書けない”ミステリー作家・黒羽ミコ(篠原涼子)は、BS放送の恋愛トーク番組「ナンリサ・窪タツの『恋するクリニック』」にゲスト出演することに。ミコと因縁がある恋愛小説家・南条理沙(アンミカ)と人気俳優の窪田達臣(河相我聞)が司会の番組で、2人は秘密の恋仲にありました。
しかし窪田は6年前に結婚していたことが発覚。妻とは別れず“大人の関係”を続けようとする窪田に憤慨した理沙は彼を殺害。大道具倉庫で彼の遺体が発見され、収録は本番直前に中止。警察による現場検証が始まろうとする中、驚くほど早いタイミングで“解けない”刑事・森野徹(バカリズム)が現場に到着。驚くミコや相棒刑事の樋口一之(矢本悠馬)に、「調子がいい」と語る森野。
窪田の死因は脳挫傷で、倉庫の棚の上にあった石膏像が落下して頭に直撃した事故だとの見立て。しかし不自然な状況に疑問を抱いたミコと森野は、理沙からも話を聞くことに。森野の質問には答えるものの、天敵のミコを完全無視する理沙。配信用動画の撮影を行っていたというアリバイを盾に余裕の態度を見せるものの、ミコと森野は彼女を怪しみます。しかし、「私を疑っているのか」というキーワードが発せられると森野のイップスが発動。
風通しが良い場所で休む森野とスマホでメッセージのやりとりをしつつ、ミコは1人で捜査を続行。アリバイを崩し目撃者からの証言も得て、理沙を追い詰めます。恋愛小説家だから恋愛経験豊富だとレッテル張りをされていたが、窪田が真剣に恋をした初めての恋人だったと述懐する理沙。ミコは弟で弁護士の慧(染谷将太)の名刺を渡し、「あなたのことは苦手だけど作品は好きだった。いつかまた新作を書いて」と告げるのでした。
関西訛りをなぞった子役の証言が事件解決の決め手に
犯行自供の決め手となったのは、大道具倉庫から出てきた理沙を目撃した子役の女の子の証言。理沙から彼女のことを「見てない」「会ってない」と答えるよう念を押された女の子は、理沙の関西弁訛りも正確に表現し、それに気づいたミコの指摘が理沙を自供へ導きました。
X(旧Twitter)では、「証言者の関西弁には脱帽。子役の回答が凄過ぎる。嘘ではなく言われた通りの返事」「アンミカ犯人が『あたしの言った通りに答えて』と念押ししたからそのまんま言ったんやな」「子役ならでは」「オーディションから逃げ出した子役の女の子と話す森野がいい感じ」「森野さんが子役の女の子に話しかけるときに口調がやさしくて好き」などのコメントが寄せられています。
第8話ラストでは、謎の男が怪しげな店でゆがんだ黒い十字架を購入するシーンも。森野とミコがイップスになった「歪な十字架模倣殺人事件」の真犯人なのか、新たな殺人事件が起きてしまうのか気になるところ。残すところあとわずかな話数でどんな展開を迎えるのか注目です。
『イップス』あらすじバックナンバー
・第7話・第6話
・第5話
・第4話
・第3話
この記事の筆者:地子給 奈穂
編集・ライター歴17年。マンガ、小説、雑誌等の編集を経てフリーライターに転向後、グルメ、観光、ドラマレビューを中心に取材・執筆の傍ら、飲食企業のWeb戦略コンサルティングも行う。