マンションの購入や売却は、家計に大きな影響を与える重要な決断です。All About ニュース編集部が4月9~10日に実施した調査から、神奈川県在住の40代女性に聞いた、マンションの購入・売却についてのリアルな体験を紹介します。
2015年に、「4980万円」で3LDKの新築マンションを購入
マンションを購入した理由について、この女性は「結婚したタイミングで、賃貸が勿体ないと思った。長く住んでも価値売却しやすい駅近物件が見つかったから」と語っています。マンションを購入して良かったことを聞くと、「管理人がいて共有部分はいつもきれいにしてくれたし、ゴミステーションがあっていつでもゴミを出せるのが良かった。セキュリティも良かった」と教えてくれました。
2021年に、「5900万円」で売却できた
2021年8月にこの女性はマンションを売却しました。残っていたローン金額は約4100万円でしたが、売却価格は5900万円であり、手数料などを差し引いた金額は5700万円。残りのローンを完済しても1600万円が手元に戻ることになります。新築で購入したマンションで、売却時には築6年になっていましたが、購入時より高値で売ることができたようです。マンションを売却した理由は、「持ち家を購入したから」とのこと。売却後の感想として、「マンションを売却せず、賃貸にすればよかったかもしれないなと思う」とも振り返っています。
「交通の便が良く、売れる場所なら、購入して損はないと思う」
現在の世帯年収は、妻が100万円、夫が700万円の800万円。今のマンション価格の高騰状況に関しては、「いつまで高騰が続くのかなと思うことがある。うちは売却した後なのであまり気にはしていない」と語ります。最後に、これからマンションの購入や売却を考えている人へのアドバイスを聞くと、「交通の便が良く、いつでも売れるような所であればマンションを購入して損はないと思う」とコメントしました。
マンション価格が高騰する前の2015年にマンションを購入し、価格が高騰してきた2021年に売却したこの世帯は、「マンション価格高騰」で恩恵を受けられた一例といえそうです。
※回答者コメントは原文ママです