何気なく過ごしている今日も、過去には何かが起きている日です。当時のニュースを振り返ってみましょう。
ソニーが子犬型ロボット「AIBO」を発売
25年前の1999年6月1日、ソニーから子犬型ロボット「AIBO」が発売されました。当時のキャッチコピーは「ソニー製ではない。ソニー生まれである」。世界初の人工知能を搭載した家庭用ペットロボットで、育て方によって性格やしぐさが変わることが大きな話題になりました。
販売価格は25万円と高額ながら、公式サイトでの発売開始から約20分で5000体が完売。同年のグッドデザイン大賞も受賞しました。
2018年に新モデル「aibo」として復活
AIBOは2006年に生産終了となりますが、2018年に新モデル「aibo」として復活しました。販売価格は旧モデルより安い19万8000円ですが、3年間で9万円のベーシックプランに加入する必要があります。
新モデルの特徴は好奇心旺盛なところ。呼びかけに反応するだけでなく、能動的に働きかけるようになりました。
また、本体内蔵のAIだけでなく、クラウド上のAI、さらには他のaiboの情報も集めるコモンAIの3つのAIを使って学習します。
あるaiboが行った動きが好評だった場合、それが他のaiboに共有されて行動パターンが増えるというわけです。
技術の進歩によって、受け身だった自分だけの相棒が、快活でみんなに愛される相棒になった、といえるかもしれません。
25年前の今日、あなたは何をしていましたか?この機会に、振り返ってみてはいかがでしょうか。
この記事の筆者:石川 カズキ
1984年沖縄県生まれ。筑波大学人間学類卒業後、会社員を経て芸人・作家・コピーライターに。エレキコミック・ラーメンズを輩出した芸能事務所トゥインクル・コーポレーション所属。第60回宣伝会議賞コピーゴールド受賞、LOFT公式YouTubeチャンネル『コントするイシカワくん』シリーズのコント台本・出演、KNBラジオCMコンテスト2020・2023協賛社賞受賞など。お仕事あればお気軽にご連絡ください。AIから仕事を奪うのが目標です。