映画へとつながるストーリーが描かれるドラマ『からかい上手の高木さん』(TBS系)が2024年4月2日より放送をスタートしました。最終回である第8話のストーリーをおさらいしつつ、SNSで話題のコメントとともに今後の見どころを紹介します。
>前回(第7話)のあらすじはこちら
第8話のあらすじ
時は流れて4月になり、始業式の日。登校前、西片(黒川想矢)は自室でスマートフォンを見つめます。すると、高木さん(月島琉衣)から着信が。言葉につまる西片に、「西片センパイ!」といつもどおりに電話越しにからかってくる高木さん。1つ目の「登校初日に遅刻してしまった」という答えははずれ。西片でも恥ずかしいこと、というヒントが加わります。2つ目の答えは「緊張しすぎてみんなの前でおならをしてしまった」。「しないよ」と笑う高木さんの声を聞き、「高木さんがそんなことするわけないだろ!」と思わず自分で自分にツッコミを入れてしまう西片。
解答チャンスはあと1回。高木さんからの最後のヒントは「恥ずかしいけど、うれしいこと」。西片でもうれしいことで、「その答えを聞いたら結構衝撃の“告白”っていうか」と続けます。西片は思考を巡らせながら、「衝撃の告白?」と聞き返します。しかし、高木さんの電話口に届いたのは「告白?」という単語のみ。驚く高木さんは「私が西片に電話で好きって告白すると思ったってこと?」と尋ねます。当然そんなつもりはなくパニックになる西片。しかし、ここまでのヒントには合致していることに気付きます。
悩みながらも結局、最後の答えを「告白」にした西片でしたが、残念ながらその答えもハズレ。「私が告白したら、恥ずかしくて、でもうれしいんだ」とからかう高木さんは元気そうです。登校時間が差し迫り、答えは「また今度」ということで通話が終了します。
これまでどおりに授業を受けるふたり。高木さんが落とした消しゴムを拾って渡そうとした西片に、消しゴムのおまじないを覚えているか尋ねます。スリーブをずらすと、あの時と同じ「ろうかみろ」の文字。「意外とかなうもんだね」という高木さんの言葉に消しゴムを裏返しますが、何も書いてありません。消しゴムを突き返しますが、「これ、あの時の消しゴムじゃないよ」という高木さん。どうやらその時の消しゴムは使い切っていたようです。
それから3カ月後、高木さんは結局フランス・パリへと引っ越すことに。「また帰ってきたらからかわせてね」という高木さん。「今度こそ俺がからかう番だから!」と返す西片。多くの島民に見送られながら、西片が呼び続ける声を聞きながら、高木さんを乗せた船は島を離れるのでした。
続きとなる映画公開も間近! ドラマの良さを引き継げるのか?
最終回は、原作12巻「2年生」などで登場するセリフなどがわずかながら織り混ぜられていたものの、ほとんどオリジナルストーリーでした。「10年ぶりの再会」というテーマで作られる映画へと向けた展開のため、どうしてもオリジナルにならざるを得ない状況でしたが、これまでのテイストをしっかりと残したまま作られていた回でした。今週の注目点は、なんといっても3カ月もの引っ越し延期。X(旧Twitter)でも、「思わぬアディッショナルタイム。転勤がちょっと延期って現実にまああるがドラマに入れてるの初めて見た。先週の号泣を返せw」などのコメントがあり、筆者も思わず「視聴者なのに高木さんにからかわれたが!?」と叫んでしまいました。
X(旧Twitter)ではほかにも「あなたたちの、本当の10年後が見たい!」「ドラマ版の高木さんと西方くんの演技が素晴らしかったのでもうこれで映画やれよ」(※原文ママ)という声も。月島さんも黒川さんも、それぞれ等身大に演じており、自然な演技でより味わい深い作品になっていたように思います。映画ではそれぞれ永野芽郁さんと高橋文哉さんが演じていますが、成長した月島さんと黒川さんで見てみたいという意見に、筆者も思わず首を縦に強く振ってしまいます。
なお、5月16日に行われた完成披露舞台あいさつでは、高橋さんがハンカチで汗を拭いたときに顔に糸くずがつき、それを永野さんが取ってあげたりするなど、本編さながらの関係性が垣間見える場面が多々あり、SNSでも話題になっていました。この舞台あいさつの様子はシネマトゥデイ公式YouTubeチャンネルでなんと全編視聴できるので、ぜひチェックして映画に備えてみてください。
『からかい上手の高木さん』あらすじバックナンバー
・第7話・第6話
・第5話
・第4話
・第3話
・第2話
・第1話