映画館の料金改定が相次ぐ。早稲田松竹は25年変わらずで驚きの声「よくこの料金で頑張ってくれたなと感謝」

6月から映画料金の改定が相次ぐようです。早稲田松竹やシネマサンシャインなどが発表しました。料金はいくらになるのでしょうか?

早稲田松竹やシネマサンシャインなど、老舗映画館が6月からの料金改定を相次いで発表しました。

【実際の投稿:映画館、料金改定で一体いくらに?】

「ずっと値上げしないでくれてありがとうございました!」

まず5月8日に東京・高田馬場にある「早稲田松竹」が入場料金の改定を発表。6月15日より、一般が1300円から1500円に、学生が1100円から1200円に、シニアやラスト1本割引なども従来の料金からそれぞれ200円値上がります。

早稲田松竹は「1999年4月の入場料金改定以降、25年間据え置き営業してまいりましたが、昨年来の物価・エネルギー価格の高騰および人件費・設備維持費用等の上昇の影響もあり」と、今回の料金改定について説明しました。

ファンからは、「そろそろかなと覚悟はしていたので大丈夫ですよ 逆にこれまでよくこの料金で頑張ってくれたなと感謝しています」「学生時代から通ってるけど、ずっと値上げしないでくれてありがとうございました!」「むしろ99年から上がってなかったってところに驚きと感謝の気持ち」「このご時世、値上げは致し方なしだし、学生の値上げ幅を100円に留めてるのはとても偉いと思う」など、温かい声が多数上がっています。

シネマサンシャインも値上げ発表

また全国に展開するシネマサンシャインおよびディノスシネマズも1日より、映画の鑑賞料金の改定をすると5月9日に発表。一般料金が1900円から2000円になるようです。

「弊社ではこれまでも運営の効率化や経費削減に努めてまいりました。しかしながら水道光熱費・人件費等諸経費の値上がり、為替変動による仕入れコスト上昇などの運営コストの増加が長期化している現状では現行の価格体系の維持が困難な状況となり」と、料金改定の理由を説明しています。

企業努力だけではどうにもならない円安という経済状況もあり、 続々と押し寄せてくる値上がりの波。私たちの生活はどのようになってしまうのか。それでも映画館に足を運んで、なんとか希望を見いだしたいですね。
 

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