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2位:ベトナム(184万5000トン)
2位は、ベトナム。甘くて濃厚なコンデンスミルクが入った「ベトナムコーヒー」が有名ですが、産地別に販売されているコーヒー豆などで「ベトナム」と表記されているものは少なく、ベトナムでコーヒー豆が多く生産されていると聞いて驚く人も多いのではないでしょうか。ベトナムのコーヒー生産地は、主に南中部の高原地域のダクラク省、ラムドン省、ダクノン省に集中しています。世界中でインスタントコーヒーの原料として、また、コーヒーチェーン店などで広く使用されている「ロブスタ種」という品種のコーヒー豆がベトナムで生産されるコーヒー豆全体の9割以上を占め、ロブスタ種においてはベトナムが世界一の生産量を誇ります。
1位:ブラジル(299万4000トン)
1位は、ブラジルでした。「ロブスタ種」と並ぶコーヒー豆の2大品種の1つ、「アラビカ種」の世界最大の生産国です。主なコーヒー産地は、ミナスジェライス州やサンパウロ州、パラナ州などブラジル南部に集中しており、特に、元サッカー選手として有名なペレの出身地としても知られるミナスジェライス州の生産量は、ブラジルのコーヒー生産量の半分を占めています。「サントス」や高級品として位置づけられる「カドテアズール」など、ブラジル産のコーヒーには人気の高い有名な銘柄がいくつもあります。アメリカ、ドイツ、ベルギー、イタリア、日本をはじめ、多くの国に輸出され、コーヒー豆の輸出量でも世界一を誇ります。
この記事の筆者:福島 ゆき プロフィール
アニメや漫画のレビュー、エンタメトピックスなどを中心に、オールジャンルで執筆中のライター。時々、店舗取材などのリポート記事も担当。All AboutおよびAll About ニュースでのライター歴は5年。