「オレンジ」の生産量が多い国ランキング! オレンジの原産国「インド」を抑えた1位は?

「オレンジ」の生産量が多い国ランキング! 総務省統計局「世界の統計2024」から、最新のランキングを発表します。オレンジの原産国「インド」を抑えた1位は?

「オレンジ」の生産量が多い国ランキング
「オレンジ」の生産量が多い国ランキング
日本では、温州みかんや早生みかん、デコポンなどのかんきつ類の多くが和歌山県や愛媛県など西エリアを中心に栽培され、日本で販売されているオレンジの多くはアメリカのカリフォルニアや南アフリカから輸入しています。今回は、総務省統計局が公表している「世界の統計2024」から、国別「オレンジ」の生産量ランキングを発表します。

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2位:インド(1027万トン)

2位は、インドでした。熱帯や亜熱帯の地域で多く栽培されているかんきつ類の「オレンジ」は、紅茶でも有名なインドの北東部に位置するアッサム地方が原産といわれています。インドでは、オレンジのほかに、同じくアッサム地方が原産のレモンでも世界上位の生産量を誇ります。

日本の約9倍あるインドの国土面積の約半数を占める農用地面積は、なんと日本における農用地面積の約40倍。バナナやマンゴー、グアバ、パパイヤなどの南国フルーツにショウガ、オクラの生産量は世界第1位、米やトマト、牛乳などの生産量はオレンジと同じく世界第2位の中国に次ぐ食料生産国です。

1位:ブラジル(1621万5000トン)

1位は、ブラジルでした。ブラジルのオレンジは、人口1200万人以上のブラジル最大の都市・サンパウロがあるサンパウロ州を中心に栽培されています。日本人にもなじみのある「ネーブル」種のオレンジは、19世紀頃にブラジルで発見され、アメリカ経由で世界中に広がりました。

ブラジル産のオレンジは生産量の約30%がそのまま生鮮市場へ、70%は果汁の製造に使用され、オレンジ果汁を加工した濃縮果汁を世界中に輸出しています。ブラジル産のオレンジ果汁は、世界のオレンジ果汁市場の80%近くを占め、2022年時点で日本でもオレンジ果汁輸入量全体の約60%をブラジル産が占めています。

この記事の筆者:福島 ゆき プロフィール
アニメや漫画のレビュー、エンタメトピックスなどを中心に、オールジャンルで執筆中のライター。時々、店舗取材などのリポート記事も担当。All AboutおよびAll About ニュースでのライター歴は5年。
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