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2位:トルコ(189万トン)
2位は、トルコでした。中国料理、フランス料理と並んで、世界3大料理の1つといわれるトルコ料理では、新鮮なきゅうりは定番といえる野菜です。チーズや卵、トマト、きゅうり、ジャム、パンが朝食の定番メニューで、トマトときゅうりはほぼ毎日食べる野菜として親しまれています。きゅうりとヨーグルトの冷製スープ「ジャジュク」や「チョバン・サラタス(羊飼いのサラダ)」など、きゅうりを使ったトルコ料理は日本人にも人気。トルコの地中海沿岸部やアナトリア地方中心に栽培されているきゅうりは、新鮮な生の状態としてだけでなく、ピクルスの瓶詰めなどの加工食品にも使用され、周辺のヨーロッパ諸国や中東諸国などへ輸出されています。
1位:中国(7554万8000トン)
1位は、中国でした。なんと、2位のトルコの生産量に約7365万トン以上もの大差をつけた中国は、世界のきゅうりの約8割を生産しています。日本の輸入生鮮きゅうりの多くは韓国産が占めていますが、特に漬物などに加工されたきゅうりは、中国から1万トン以上を輸入しています。中国では古来から、利尿作用や解毒作用などのきゅうりの作用が薬膳料理など民間療法として使用されたり、和え物や酢漬けなどの冷菜や炒め物など、きゅうりを使った料理のレシピも豊富。世界2位の人口もあいまって、きゅうりの国内消費量も圧倒的です。
この記事の筆者:福島 ゆき プロフィール
アニメや漫画のレビュー、エンタメトピックスなどを中心に、オールジャンルで執筆中のライター。時々、店舗取材などのリポート記事も担当。All AboutおよびAll About ニュースでのライター歴は5年。