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2位:インド(1024万4000トン)
2位は、インド。温暖な気候と十分な日照時間、水はけの良い土壌などが落花生の栽培に適していますが、インドでは、グジャラート州とアンドラプラデーシュ州が国内有数のピーナツ栽培地域として知られています。前菜やスナック、また、ピーナツペーストを使ったカレーなど、インド料理に欠かせない食材のピーナツ。インドでは国内での消費量も多く、さらに、多くの国に輸出もしています。ITC(国際貿易センター)によると、世界の落花生(ピーナツ)の輸出量は、2021年には1位が約63万4000トンのアルゼンチン、2位が約56万3000トンのインドでした。
1位:中国(1830万8000トン)
1位は、中国でした。山東省をはじめ、河北省や江蘇省を中心に栽培されています。 塩ゆで落花生や豚肉や鶏肉と一緒に炒めたものなど、中国の家庭料理の定番食材として、多くは中国国内で消費されている落花生ですが、年々国外への輸出量も増加。ヨーロッパや日本など多くの国々に輸出されています。日本では、全体の9割を占める輸入落花生の中でも、アメリカやアルゼンチンに大差をつけて、中国産が圧倒的な割合を占めています。中国で生産される落花生の約半数はそのまま食べ、残りの約半数はピーナツバターなどの加工品やピーナツオイルなどの食用油として加工されます。今後も世界的に需要が高い食材として、ますます生産量の増加が見込まれています。
この記事の筆者:福島 ゆき プロフィール
アニメや漫画のレビュー、エンタメトピックスなどを中心に、オールジャンルで執筆中のライター。時々、店舗取材などのリポート記事も担当。All AboutおよびAll About ニュースでのライター歴は5年。