テレビは何年くらいで買い替えるべきですか? 寿命を知らせるサインはある?【専門家が解説】

テレビの正しい買い替えのタイミングはいつなのでしょうか。注意したいテレビの異常とあわせて、「All About」デジタル・家電ガイドの安蔵靖志が回答します。

テレビの寿命はどれくらい?
テレビの寿命はどれくらい?
テレビは毎日のように使用することも多いだけに、突然故障して映らなくなってしまったら困りますよね。テレビの「寿命」はどれくらいなのでしょうか。

「All About」デジタル・家電ガイドの安蔵靖志が解説します。
 

(今回の質問)
テレビは何年くらいで買い替えるべきですか? 寿命を知らせるサインはあるのでしょうか。

(回答)
テレビの寿命は10年前後と考えましょう。

どういうことなのか、以下で詳しく解説します。

テレビの平均使用年数は10年前後です

内閣府「消費動向調査(令和5年3月実施調査結果)」によると、2022年4月から2023年3月の間にカラーテレビを買い替えた世帯で、買い替え前に使っていたテレビの平均使用年数は10.7年でした。買い替えの理由は「故障」が64.8%、「上位品目への移行」が25.8%と、合わせて9割以上を占めています。

消費動向調査によると、薄型テレビ(当時は液晶テレビとプラズマテレビ)の普及率は2005年時点で11.5%とかなり低く、薄型テレビへの移行を促す「エコポイント制度」が始まった2009年にようやく54.9%と半数を超えました。当時のテレビは32インチクラスだとフルハイビジョン(1920×1080ピクセル)に満たない解像度の製品がほとんどでしたが、今ではフルハイビジョンどころか4K(3840×2160ピクセル)、8K(7680×4320ピクセル)まで出てきているため、「上位品目への移行」というのはより大型で解像度の高い製品への買い替えを指しているのでしょう。

「故障での買い替え」が平均何年、「上位品目への移行」が平均何年かは分からないですが、どちらにせよ10年前後が買い替え時期ということですね。

製造から8年を超えると修理ができなくなる場合も?

ちなみに、家電製品の多くは、「家庭電気製品製造業における表示に関する公正競争規約及び施行規則」の第12条で「補修用性能部品の保有期間」というものが定められています。これは、家電製品が故障した時に修理するための部品を、メーカーが保有しなければならない期間のことです。
家庭電気製品製造業における表示に関する公正競争規約及び施行規則 第12条「補修用性能部品の保有期間」より筆者作成
家庭電気製品製造業における表示に関する公正競争規約及び施行規則 第12条「補修用性能部品の保有期間」より筆者作成
これによると、カラーテレビの平均使用年数は「8年」となっています。つまり製造から8年が経過すると家電メーカーは部品を保有する義務がなくなるため、故障した際に修理できなくなる可能性があるのです。修理したとしてもほかの部品が故障する危険性も高まりますので、購入から8年以上経過して故障した場合には買い替えをおすすめします。
 
また、テレビの画面に黒い縦線が入ったり、色合いがおかしくなったりといった映像の乱れが生じたら、ほぼ寿命だと考えていいでしょう。

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この記事の筆者:安蔵 靖志
ビジネス・IT系出版社で編集記者を務めた後、フリーランスに。記事執筆のほか、テレビやラジオ、新聞、雑誌など多数のメディアに出演。ラジオ番組の家電コーナーの構成なども手掛ける。
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