映画へとつながるストーリーが描かれるドラマ『からかい上手の高木さん』(TBS系)が2024年4月2日より放送をスタートしました。第4話のストーリーをおさらいしつつ、SNSで話題のコメントとともに今後の見どころを紹介します。
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第4話のあらすじ
就寝中の西片(黒川想矢)の前に現れる、サンタ姿の高木さん(月島琉衣)。枕元にプレゼントを置きますが、まさかの狸寝入り! ようやくからかうことができたと勝ち誇る西片ですが、「だってこれ夢だし」という高木さん。驚きで飛び起きる西片。夢の中でまでからかわれるのでした。いつもの図書当番の最中、編み物をする高木さんを見て、感心する西片。「西片もやってみる?」と提案されやってみるもののうまくいかず、高木さんは西片の手を取って教えます。
それに照れてしまい、おもわず勢いよく手を引く西片。高木さんが編んでいるものは防寒具らしく、15歳の男の子にあげるプレゼントだと言います。それを聞き動揺を隠しきれない西片に、高木さんは犬の写真を見せてきます。なんと”15歳の男の子”はよく行く駄菓子屋の犬のことでした。
勝負の内容は思いつかないものの、どうしても勝って年末を迎えたい西片は、今年最後の勝負をしようと言い出します。高木さんは「相手を喜ばせた方が勝ち」という勝負を提案。
「喜んでないふりをして低い点数をつければ俺の勝ちになる」と勝利を確信する西片ですが、自分で用意するものを考え始めると真面目に悩んでしまいます。高木さんの喜んでいる時、と思い浮かべながら考えた結果「からかい券」を作ってみますが、「いつもからかわれてるし……」と冷静になります。
悩みながら駄菓子屋に足を運ぶと、そこには高木さんが。まるで見透かされたかのように、心境を言い当てられてしまいます。互いに選び終え、いざ勝負の時。高木さんは「メリークリスマス!」とブーツに入ったお菓子の詰め合わせを差し出します。
夢のことを思い出しつつも、妙に照れてしまう西片。高木さんに渡したのは、いつも高木さんが飲んでいるジュースとお菓子で、素直に喜びます。高木さんが負けを宣言しようとしたところで、西片は「引き分けにしない?」と提案します。
新年一発目はおみくじで勝負。要因は運だけにもかかわらず、大吉と吉で結局負けてしまいます。「来年のおみくじは!」と言う西片に、「来年も一緒に初詣でしようってこと?」と聞き返す高木さん。
高木さんの新年のお願いは「西片にデートに誘われますように」。早速かなったことに喜びますが、直後、少し悲しげな表情で「来年か。本当に来れたらいいね」とつぶやきます。
いよいよ映画への伏線が?
今週は原作漫画9巻の「年末」、11巻の「編み物」や14巻の「初詣で」などのエピソードが登場しました。ここまで、細かな変更こそあるものの、セリフも含めてほぼ原作どおりに作られています。ただ今週は、「本当に来れたらいいね」というオリジナルのセリフが盛り込まれていました。ドラマ放送後に流れる映画の予告で「10年ぶりに再会したふたり」という表記が出るのを見ている視聴者だからこそドキッとする演出ですが、それを知らない西片はただ不思議そうな表情で固まっています。
また、高木さんからプレゼントを受け取った西片が素直にお礼を言うなど、やはり原作にはないものの、「良い」と感じる演出が多くあります。
月島さんと黒川さんの演技がいいのはもちろんのこと、演出に強引すぎる伏線がないこと、また、より設定に近い年齢の2人であることも相まって、漫画やアニメでは省略されているようなつぶやきや視線の動きなど、細かな表現が本当にリアル。さも自分が同級生や近所の人くらいの距離間でその様子を垣間見ているのではと思ってしまうほどです。「青春の光で浄化されて消滅するのでは」と筆者も毎週画面の前で悶えながら視聴しています。
X(旧Twitter)では、「「夢でまでからかわれるなんて」←もう西方、高木さんのこと大好きやん……」「月島琉衣さんのかわいらしい小悪魔感と黒川想矢くんのどぎまぎ感が秀逸すぎる」などのコメントが寄せられています。
予告によると5話は、学生時代の恋愛一大イベントとなる「バレンタイン」。一体、どんな「からかい」が出てくるのでしょうか。
『からかい上手の高木さん』あらすじバックナンバー
・第3話・第2話
・第1話