栃木県・大谷資料館、地下の巨大空間に思わず絶句! ゴールデンウイークのお出かけにもおすすめ
ゴールデンウイーク直前! 一足早く休暇を取り、栃木県宇都宮市の大谷資料館へ行ってきました。
2024年のゴールデンウイーク、お出かけ先は決まりましたか? 中には、最大で10連休を取得するという人もいるのでは。今回は連休に先駆けて、4月20日に栃木県宇都宮市の大谷(おおや)資料館に行った、筆者のリポートをお届けします!
異世界感あふれるスケールの地下空間
大谷資料館は、地下にある大谷石の採掘場跡と、地上部の資料室からなる観光施設です。地下に降りると、2万平方メートルの大空間が広がります。深さは約30メートル、最も深い所はなんと60メートルにも及び、まるで異世界にワープしたような錯覚を覚えます。現在では、アーティストのミュージックビデオや、ドラマの撮影などにも使われるほか、SNSでは“映えスポット”としても話題に。
1919~1986年までの約70年間、石塀や土どめなどに使用される大谷石の採石場として使われてきた歴史を持ち、戦時中は軍が飛行機を置く秘密工場として、戦後は平均気温8度とまるで冷蔵庫のような空間であることから、政府米の貯蔵庫としても使われました。坑内では政府米をしまうための鉄扉も見ることができます。
歩行困難な人は要注意
坑内はおおよそ1.5キロほど。体力がない筆者もなんとか回ることができました。所要時間はざっと1時間半~2時間といったところでしょうか(※あくまで筆者の場合)。ただし、階段が多くベビーカーは入れません。また、階段は途中まで手すりがありますが、一部はロープが張られています。通路の幅もそれほど広くないため、足腰が悪い人や心臓が弱い人などは注意が必要。座って休憩できる場所も地下の坑内では、なかったと記憶しています。
歩行困難な人には、ゴルフカートで地下坑内を案内してくれるサービスもあります。ただし、ゴールデンウイークなどの繁忙期を除く【平日に限り】ます。また、入館料とは別に費用が発生。事前予約制につき、訪問前に必ず問い合わせるようにしましょう。
首都圏からも近く、日帰りもできる距離の大谷資料館。大人から子どもまで、アッと驚く地下の巨大空間では、機械化される前と手彫りの採石の違いなど、楽しく学べる場所です。ゴールデンウイークのお出かけ先に悩む人は、大谷資料館を検討してみてはいかがでしょうか。